スーパーファミコン クリアRPGカタログ/P2
・1991年~1992年前半…前期
FF4や、ゼルダの伝説 神々のトライフォース、ロマンシングサ・ガ等が台頭。
・1992年後半~1994年…中期(発展期~全盛期)
不思議のダンジョンやカプコン製RPGなど、様々なタイプのRPGが世に放たれた。
・1995年…後期(全盛期~衰退期)
PSが発売されるも勢いは衰えず、後期ならではの数々のクオリティ高い名作が生まれた。
・1996年~…末期
NINTENDO64が発売されたこともあり、それ以降は一気に発売本数が減っていった。
シルヴァ・サーガ2 発売日:1993年6月25日 発売元:セタ マイランク:B 発売時期:中期(発展期) |
グイングインとカメラがパンされる戦闘シーンの突入の仕方が一番印象的だった作。オーソドックスな西洋風ファンタジーな雰囲気で個人的には好きなテイストだった。背景のグラフィックは初期ツクールっぽいが、キャラ絵やモンスターグラは結構しっかり作られていたと思う。仲間が次々と入れ替わっていったのが印象に残っている。 | |
ジャングルウォーズ2 ~古代魔法アティモスの謎~ 発売日:1993年3月19日 発売元:ポニーキャニオン マイランク:C+ 発売時期:中期(発展期) |
一作目の独特な雰囲気が好きだったが、大分それがマイルドになってオーソドックスな普通のRPGになった感があった。敵キャラのグラフィックがコミカルで、ストーリーの壮大さのわりには緊張感をあまり感じず、ゆるい感じだった覚えが。 | |
初代熱血硬派くにおくん 発売日:1992年8月7日 発売元:テクノスジャパン マイランク:A 発売時期:中期(発展期) |
レベルの概念があるA・RPG。電車に飛び蹴りしてひき殺されたり、女子高生やおじさんに急に殴り掛かられたりしたのも今となっては良き思い出… 個人的にはくにおくんシリーズの中ではトップクラスの名作であり、二人同時プレイで聖剣伝説2感覚で共闘を楽しめる、数少ない一作だと思う。バグも多かったが、それを補って余りある魅力がある。 | |
神聖紀オデッセリア 発売日:1993年6月18日 発売元:ビック東海 マイランク:B+ 発売時期:中期(発展期) |
神々が中心の物語で、プレイ当時は話が小難しくてよく分からなかったが、RPGとして悪くは無かったのでもう一度やってみたいと思っていた作だった。適当に掘り出した作のわりに戦闘曲を初めて聴いた時は『おおっ、イイじゃん!』と思ったのを覚えている。渋みのあるグラフィック。 | |
神聖紀オデッセリアII 発売日:1995年10月6日 発売元:ビック東海 マイランク:C+ 発売時期:後期(衰退期) |
なぜかFFのような横アングルとなった戦闘。キャラも敵も文字も見やすさを考慮したのかは分からないがなぜか大きく描かれて大味になった印象で、戦闘バランスも良くはなく、前作と比較してパワーダウン感が否めなかった。グラフィックのクオリティは前作にも増して良かったが… こっちは一度やれば十分。 | |
真・女神転生 発売日:1992年10月30日 発売元:アトラス マイランク:A 発売時期:中期(発展期) |
メガテンシリーズ、そしてアトラスシリーズにハマったきっかけとなった一作。3DダンジョンRPG。独特のテイストや、現実の地名がゲーム内に登場するというのは当時衝撃を受けた。カテドラルの長さ、後半のフィールド、ゴトウの演説、アリス、ニュートラルを保つ難しさなど色々と印象深かった。RPG好きでもかなり好き嫌いが分かれそうな作ではあるが… | |
真・女神転生II 発売日:1994年3月18日 発売元:アトラス マイランク:B 発売時期:中期(全盛期) |
前作と比べて作業感が強く、初作で衝撃の大半を堪能し尽くした感じだったので大きな感銘は受けなかったが、引き続きメガテンワールドを堪能できた一作だった。 | |
真・女神転生if... 発売日:1994年10月28日 発売元:アトラス マイランク:A 発売時期:中期(全盛期) |
学園ものなメガテンで、宗教的要素が強かった前作までとはガラッと内容が変わった本作だったが、これはこれで『一般人』に物語のスポットが当たっていて親しみやすく、楽しかった。貪欲界の音楽が大好きだったな。アキラルートのボス戦の音楽も感動した。カッチカチな初期メガテンとカジュアルなペルソナの中間的印象がある。 | |
新桃太郎伝説 発売日:1993年12月24日 発売元:ハドソン マイランク:B 発売時期:中期(発展期) |
しっかりと手の込んだ和風RPG。FC版の桃伝もクオリティが高かったが、二番煎じながら負けないくらいクオリティの高さを誇っていると感じる。背景が一面に映った開放的な戦闘画面に明るいテイストの戦闘曲が印象に残っている。シリアスなシナリオながらほんわかした世界観は健在。 | |
スーパードラッケン 発売日:1994年8月26日 発売元:コトブキシステム マイランク:B+ 発売時期:中期(全盛期) |
前作のドラッケンと比較すると『スーパーというより別物…』と感じるほどゲーム性が変わり、洋ゲー臭が消えて『日本のA・RPG』と感じるようになった本作だが、個人的には世界観も音楽もグラフィックもツボだった。ゲーム情報誌で本作のことを知った時は『ナイスケムコ!』と思ったもんだ。ストーリーや戦闘システムがもっと充実していればなお良かったなあ。 | |
スーパーマリオRPG 発売日:1996年3月9日 発売元:任天堂 マイランク:B 発売時期:末期 |
任天堂とスクウェアの共同作。踏んづける瞬間にAボタンを押すとダメージが大きくなるというのが画期的なRPGだなーと思った。マリオの世界観をうまいことRPGの世界に落とし込んでいて、違和感なく一つのゲームとして仕上がっている。趣向として自分の好みではなかったが、完成度の高さは感じた一作だった。 | |
スーパー伊忍道 打倒信長 発売日:1992年3月19日 発売元:光栄 マイランク:D 発売時期:前期 |
印象が薄すぎてよく覚えていない…。グラフィックの感じは覚えているが本当に自分はこれをクリアしたのだろうか… | |
スターオーシャン 発売日:1996年7月19日 発売元:エニックス マイランク:A+ 発売時期:末期 |
これはグラフィックの綺麗さやボイス入りに驚いた上に、本当に楽しかった。SFC後期の作ではあったが、SFCでここまで出来るのかと思えたくらいのクオリティ。テイルズに似ているが、自分はこっちを最初にやったので逆にテイルズがスターオーシャンっぽいと感じた。ウィンドウのエメラルドグリーンなカラーも好きだった。 | |
スラップスティック 発売日:1994年7月8日 発売元:エニックス マイランク:B 発売時期:中期(全盛期) |
ロボットで戦う珍しいシステムの作。壮大な話ながらも全体的にコミカルだった。感情の無いはずのロボットだけど戦わせていくうちにだんだんと一台一台に愛着が持てていった。 | |
聖剣伝説2 発売日:1993年8月6日 発売元:スクウェア マイランク:B+ 発売時期:中期(発展期) |
幼き日の弟とプレイしたのも今となっては良い思い出。大人になってから友人と深夜までかけてプレイしたのも良い思い出。色々と粗削りなところもある本作だが、子供から大人までかけて共闘して遊べる貴重なA・RPGだと思う。 | |
聖剣伝説3 発売日:1995年9月30日 発売元:スクウェア マイランク:B+ 発売時期:後期(衰退期) |
クオリティとしては2を超えているはずだが、印象は2より薄く、総じて良しも悪しもな印象に落ち着いた。不思議と、聖剣2で共闘したという話はよく聞くが3で共闘したという話は自分の周囲では聞かない。 | |
ゼルダの伝説 神々のトライフォース 発売日:1991年11月21日 発売元:任天堂 マイランク:A 発売時期:前期 |
A・RPG。従兄弟とよく遊んだなあ。個人的なゼルダの元祖であり、当時は何もかもが一級品だったが現代でも通用する面白さだと思っている。本作と夢を見る島を超えるゼルダがもしあったなら、是非お目にかかりたいものだ。ほんと任天堂よくこんなの前期の当時に作ったよ… A・RPG好きや謎解きが好きであればプレイしていないと絶対にもったいない一作。 | |
ソード・ワールドSFC 発売日:1993年8月6日 発売元:ティーアンドイーソフト マイランク:B+ 発売時期:中期(発展期) |
この程良い洋ゲー感、心地良いファンタジー感、地味な感じ、こういう世界観はツボ。ウィザップもそうだったけど暗い雰囲気をまとった感じのRPGに弱い。ゲームとしてのクオリティは決して高いとは言えなかったが、お気に入りな一作だった。音楽も良く、特に戦闘の音楽と酒場の音楽、フィールド?の音楽が好き。酒場の音楽がかかったBARで飲みたいなー。 | |
ソード・ワールドSFC2 いにしえの巨人伝説 発売日:1994年7月15日 発売元:ティーアンドイーソフト マイランク:B 発売時期:中期(全盛期) |
前作で出てきたプラムが再登場してくれたのは嬉しかったが、可愛らしかった顔立ちが凛々しくなったものの愛嬌が感じられなくなっていた…。戦闘の音楽も前作と比べてガッカリしてしまった。クオリティとしては前作よりは高くなっていて、好きなテイストは健在だったのでそれなりには楽しめたが。 | |
ソウル&ソード 発売日:1993年11月30日 発売元:ザムス?バンプレスト? マイランク:B 発売時期:中期(発展期) |
物凄い自由度の高さで、やろうと思えば序盤でエンディングを迎えることも出来る作。ゲームとしてはとっつきづらいところもあったが、だんだんと冒険感が楽しめてキャラに愛着が湧くようになってきた。ベストエンディングは凄ーく印象的で今でも頭に残っている。あれは胸がギュンギュン高鳴ったなあ。必見! | |
ソウルブレイダー 発売日:1992年1月31日 発売元:エニックス マイランク:B+ 発売時期:前期 |
クインテット三部作の一つ。初作だけあってグラフィックのクオリティは目を見張るものではないが、そのへんの当時のA・RPGよりストーリーもシステムもアクション部分も段違いに良い。特に魂を解放していって地上が充実していく様は感慨深かった。同じクインテット作の『アクトレイザー』とそこのシステムは近しい。 | |
ソングマスター 発売日:1992年11月27日 発売元:やのまん マイランク:C 発売時期:中期(発展期) |
栄えあるクソゲーの一作。ソングマスターなのに歌の登場箇所が覚えてる限りで2箇所しかなかった。やたらと軽妙で明るいBGMや歩行スピードの遅さはともかく、最初見た第一印象は悪くはなかったのだが… ソング感もマスター感も無かった。 | |
ダークキングダム 発売日:1994年4月29日 発売元:日本テレネット マイランク:A+ 発売時期:中期(全盛期) |
異色なゲームながら、個人的には超名作。ストーリー、グラフィック、音楽、全てが痺れた。自作の『ダークフィクション』は本作の影響を大いに受けている。『天使の詩』といい、この頃の日本テレネットは倒産したのが信じられないくらい秀作を世に放っていたと思う。粗削りな部分は多いが、衝撃な展開とエンディングに色々な感慨と、考えさせられるものを貰える。 | |
ダークハーフ 発売日:1996年5月31日 発売元:エニックス マイランク:B 発売時期:末期 |
勇者パートと魔王パートを交互に進めるシステムがかなーり印象的だった。『ダークキングダム』に勝るとも劣らない異色のRPGだが、本作は雰囲気がとにかく暗い… 暗い。タイトルに『ダーク』を冠しているとはいえ、ダークキングダム以上に暗い作だった。せめて勇者パートくらい明るい雰囲気にしてくれたらよかったのに。 | |
タクティクスオウガ 発売日:1995年10月6日 発売元:クエスト マイランク:A 発売時期:後期(衰退期) |
高低差のある立体的な形状のマップが特徴的なS・RPG。ファイアーエムブレムやフェーダでS・RPG慣れはしていたものの、こういうS・RPGは新鮮でグラフィックも綺麗だし、当時は衝撃を受けたなあ。雨が降っていてゴーストとかいたステージの音楽をよく覚えている。 | |
ダンクエスト 魔神封印の伝説 発売日:1995年7月21日 発売元:テクノスジャパン マイランク:B 発売時期:後期(衰退期) |
明らかにトルネコに触発されたであろう雰囲気(ただターン制ではなく、普通のリアルタイムアクション)。単調で大きな醍醐味があるわけではないが、軽いノリとサクサクッと進むテンポの良さがいい。わりと飽きずにやっていた。地味ながらどこかネジが外れた感じの一作。 | |
ダンジョンマスター 発売日:1991年12月20日 発売元:ビクター音楽産業 マイランク:B 発売時期:前期 |
通称ダンマス。寝ているところを魔物に襲われたり、お腹が空いたり喉が渇いたり、ほんとリアルなダンジョンの探索感が楽しめるゲーム。敵から逃げて、ここまで来れば大丈夫だろうと思った場所で休息を取ったら何者かから攻撃を受けて目が覚めて、逃げた敵が目の前にいた時の恐怖は他作には無い感覚だった。評価は高くはないが、インパクトは他作に比べて突出している。 | |
超魔法大陸WOZZ 発売日:1995年8月4日 発売元:BPS マイランク:C+ 発売時期:後期(衰退期) |
グラフィックはなかなかに綺麗だし、戦闘シーンは幻水やブレスオブファイアのような斜め見下ろし型で見応えあるし、パッと見の雰囲気は良いんだけど… どうも凡庸で地味な印象で落ち着いてしまった作品だった。途中のストーリーほとんど覚えていない…まあ、推して知るべし、と… | |
デア ラングリッサー 発売日:1995年6月30日 発売元:メサイヤ マイランク:B+ 発売時期:後期(全盛期) |
アニメ色の強いS・RPG。全般的に音楽が凄く良くて、未だに全曲集を聴いている。ファイアーエムブレムが馴染んだ身としては集団対集団の戦いはちょっと新鮮だった。見た目はコミカルだがストーリーの内容・難易度、共にかなりシビアだった。女性の立ち絵がやたらとエロいやつがいる。 | |
デュアルオーブ・聖霊珠伝説 発売日:1993年4月16日 発売元:アイマックス マイランク:C 発売時期:中期(発展期) |
とにかく鬼エンカウント&敵の強さが文字通り、鬼。シュールなシステムや展開はある意味面白かったが… アイテムはMAXで99個持てるが、MAX持ってようやく安心して旅に出られるくらいの鬼畜な戦闘バランスはなかなか他に類を見ないんじゃなかろうか。 |
マイランクは個人的評価です。D・D+・C・C+・B・B+・A・A+・Sの9段階で、各評価は大まかに下記の感覚です。
S…いつまでも色あせなく胸に残る、人生に影響をきたすほどの最高傑作
A+…超名作。心に強く残り、周回プレイしたくなるほどの中毒性を感じる
A…他と違う明らかな良さを感じる作。名作として人にも勧められる
B+…気がつけばプレイしてしまう心地よい良さ。良作
B…安定した楽しさを得られる、ほどほどの良さ
C+…光るものを感じてそこそこ楽しめるが、不満要素やストレスをやや感じる
C…作業的にプレイする感覚で、不満要素やストレスが強め
D+…投げ出したくなる感じで、不満要素やストレスがかなり強い
D…クソゲーキラーの心をもへし折る一作