【マイナー編】スーパーファミコン(SFC)おすすめRPG15選:1ページ目

【マイナー編】スーパーファミコンおすすめRPG15選/P1

スーパーファミコンおすすめRPG15選・マイナー編

管理人がクリアした110本のSFC RPGの中から、
マイナーな作でお勧めのRPG15本を厳選してご紹介します。
『SFC RPGの掘り出し物・隠れ名作を発見したい!』という方、必見です。
※市場を鑑みない完全に個人的なセレクトです
※五十音順に掲載

スーパーファミコンのRPGは大まかに下記のような歴史を辿っていて、
ソフトの発売日から、どのような時期に発売されたのかが参照できます。

・1991年~1992年前半…前期
  FF4や、ゼルダの伝説 神々のトライフォース、ロマンシングサ・ガ等が台頭。
・1992年後半~1994年…中期(発展期~全盛期)
  不思議のダンジョンやカプコン製RPGなど、様々なタイプのRPGが世に放たれた。
・1995年…後期(全盛期~衰退期)
  PSが発売されるも勢いは衰えず、後期ならではの数々のクオリティ高い名作が生まれた。
・1996年~…末期
  NINTENDO64が発売されたこともあり、それ以降は一気に発売本数が減っていった。

※当サイトにおけるスーパーファミコンRPGですが、アクションRPG(以下、A・RPG)やシミュレーションRPG(以下、S・RPG)も『RPG』として取り扱っています。
(例)サーク、初代熱血硬派くにおくん、スーパードラッケン、ファイアーエムブレム、フロントミッション、魔神転生など

PC用RPG・時を診る猫
PC用RPG・時を診る猫
  • 1
  • 2

1:Wizap! -ウィザップ ~暗黒の王-

Wizap! -ウィザップ ~暗黒の王-画像01 Wizap! -ウィザップ ~暗黒の王-画像02

発売日:1994年9月22日
発売元:アスキー
発売時期:中期(全盛期)

誰もが心折られる激ムズシナリオの先に衝撃のエンディングがある

RPGとしてはかなり風変わりな一作です。街一つの界隈だけがほぼ全ての行動範囲で、ゲームの舞台が非常に狭い。また、ゲーム進行の軸が『時間』にあり、街での過ごし方は自由ですが、無為に過ごしているとあっという間にバッドエンドが訪れてしまう。これがこのゲームを最も難解たらしめる要素で、決められた時に決められた行動を取らないと真のエンディングに辿り着けない内容は、クソゲーにも思われるかもしれません。ただ、それら限りなく狭い可能性をかいくぐり、見事ラスボスと対峙してエンディングを迎えられた瞬間は、これ以上ない喜びを味わうことが出来ます。私も10年越しに見ることが出来た真のエンディングは、かなり感動的で感銘を受けました。この作をプレイする方は、まず自力で何度かプレイしてみてから(クリア時間はかなり短めです)、攻略を見て真のエンディングまで辿り着くことを強くお勧めします。切ないながらも清涼感をきっと味わえると思います。クエストも一つ一つがかなり印象深い一作です。

Wizap! -ウィザップ ~暗黒の王-画像

Wizap! -ウィザップ ~暗黒の王-(SFC)

アスキー 1994年9月22日

2:エナジーブレイカー

エナジーブレイカー画像01 エナジーブレイカー画像02

発売日:1996年7月26日
発売元:タイトー
発売時期:末期

音楽・シナリオ・システム、三拍子の良さが揃った知る人ぞ知るRPG

このゲームの何が凄いかというと、発売当初ではなく、PS4やSwitch全盛期の現代にプレイしながらも『面白い!』と感じられたところ。現代でも十分通用するRPGであり、今なおシナリオや音楽が頭に焼き付いてしまったところに作の大きな力を感じます。女性が主人公・斜め視点のクォータービュー・戦闘はシミュレーションRPG形式で、ポポロクロイス物語のようにマップ移動画面のまま戦闘に入る、など、色々と珍しい部分もありますが、全て自然な形で作品としてまとまっています。シナリオは全般を通して『愛』がテーマとなっており、作中登場する"マリオンの歌"は個人的にはFF6のセリスのオペラよりも好きかもしれません。リメイクしてもいいと感じるSFC終盤のタイトーの珠玉の一作です。
この作はこちらのページでより詳しいレビューを行っているので、詳しく見たい方はどうぞ。

エナジーブレイカー(SFC)

タイトー 1996年7月26日

3:ガイア幻想紀

ガイア幻想紀画像01 ガイア幻想紀画像02

発売日:1993年11月27日
発売元:エニックス
発売時期:中期(発展期)

夢と温かみあるファンタジーの中にシリアスな現実性がある、メッセージ性強い一作

個人的に特別好きなクインテット三部作であり三作目の天地創造、その二作目です。アクションRPGです。この作品が特徴的なのは、まず何と言っても主人公がただの少年でありながら、別の形態(大人の騎士)に変身して戦うことができ、それぞれを使い分けながら冒険が楽しめる点。また、現実を模した世界観ながらも、ドリーミーかつウォーミーで、人間味溢れた内容である点。シナリオと音楽の良さは定評があり、アクションとしても整っていて、謎解き要素もあるので、全体的に高水準でまとまっている一作だと思います。人間の良い部分と悪い部分がゲームを通して垣間見れる、SFCでは貴重なメッセージ性の強い作品です。クインテット三部作自体がお勧めですが、この一作は見逃せません。

ガイア幻想紀画像

ガイア幻想紀(SFC)

エニックス 1993年11月27日

4:グランヒストリア ~幻史世界記~

グランヒストリア ~幻史世界記~画像01 グランヒストリア ~幻史世界記~画像02

発売日:1995年6月30日
発売元:バンプレスト
発売時期:後期(全盛期)

これから起こる歴史を自分の選択で変えていくのが醍醐味の一作

本作は、レナスのような視点を回転させて戦う戦闘システムや、選択肢によって予め定められた歴史を変えていくストーリーなど、色々と意欲が感じられる内容の一作です。特にストーリーに関しては秀逸で、物語序盤からいきなり度肝を抜かれる展開で心を掴まれ、そして自分の選択によって歴史が変わっていく歴史の操作感は、当時とてもシビれました。歴史を変えるという設定自体は特に目新しさは無いですが、ファンタジー世界でありながら現実の世界観が漂う内容で、これから起こる出来事が記された歴史書の内容を変えていくという生々しさは他作には無い面白みであり、本作の一番の特徴であったと思います。ストーリー重視の方には特にお勧め出来る隠れた名作です。

グランヒストリア ~幻史世界記~画像

グランヒストリア ~幻史世界記~(SFC)

バンプレスト 1995年6月30日

5:神聖紀オデッセリア

神聖紀オデッセリア画像01 神聖紀オデッセリア画像02

発売日:1993年6月18日
発売元:ビック東海
発売時期:中期(発展期)

実際の神話と歴史が独自の解釈で作られた、硬派で渋いRPG

これを最初買った時は、戦闘画面の絵の綺麗さ、音楽の良さに『当たりを引いた!』と思ったもんです。実際の神話と歴史を独自の解釈で展開した歴史ファンタジーというのはそれだけで独特ですが、絵の雰囲気や音楽も独特で、この作にしかない『オデッセリアワールド』が展開されます。バグが多く、システムの粗も多くはありますが、馴染みやすいドラクエ風戦闘画面、武具合成システムや、キャラクターのステータスのカスタマイズなど、光る要素も数多し。全体的に小難しい話ですが、わりとおちゃらけた部分もあり、愛着が持てる一作にまとまっています。大人になってもう一度やってみたかった作であり、歴史好きには特にお勧め出来る硬派な一作です。

神聖紀オデッセリア(SFC)

ビック東海 1993年6月18日

6:スーパードラッケン

スーパードラッケン画像01 スーパードラッケン画像02

発売日:1994年8月26日
発売元:コトブキシステム
発売時期:中期(全盛期)

個人的にはSFCで一番好きなRPG。粗はあるものの、素晴らしいストーリーのA・RPG

この作が出た時は、『ナイスだ、ケムコ(=コトブキシステム)!』と思いました。ケムコは当時なかなかヒット作に恵まれなかったものの、ゲームボーイの隠れた名作RPGのセレクションシリーズが個人的にお気に入りで、密かに応援していたメーカーでした。前作の洋ゲー感ムンムンのドラッケンも面白かったですが、本作は『これぞ日本のA・RPG!』という出来栄えで、馴染みやすくとっつきやすいゲームに生まれ変わりました。本作の良さは、全体的なアクションRPGとしてのまとまりの良さだと思います。王道的なストーリーに、探索の面白さ、親しみやすい音楽、程良いアクション性。もっと練り込みが欲しかったところはありますが、3Dマップを舞台に探索とレベル上げが楽しめる、安心して遊べるゲームだと思います。ゼルダの伝説×ファイナルファイト的な感覚です。

スーパードラッケン画像

スーパードラッケン(SFC)

コトブキシステム 1994年8月26日

7:スラップスティック

スラップスティック画像01 スラップスティック画像02

発売日:1994年7月8日
発売元:エニックス
発売時期:中期(全盛期)

風変わりでコミカルながらも骨太システムな、ロボットが主体のRPG

ソウルブレイダー、ガイア幻想紀、天地創造の三部作を世に放ったクインテットの一作です。本作は色々と意欲的なシステムがあります。まずは、主人公の制作したロボットが戦闘パートを担当するところ、そしてそのロボットを細かくカスタマイズ出来るところ。また、アイテムの発明や合成が出来たり、戦闘時に出るカプセル取得の時間制限など、他作には無いシステムばかり。世界観はポップ・コミカルでほんわかした雰囲気ですが、後半は思いのほかシリアスな展開になり、壮大な話になっていきます。ポポロクロイス物語のように小さな子どもが大きなことを成す、夢と希望に溢れた作であり、SFっぽいゲームが好きな人、柔らかい雰囲気のゲームが好きな人に特にお勧めです。『ボク、凄いでしょ?』と言わんばかりに戦闘終了後にこちらを向くロボットが可愛いこと請け合い。

スラップスティック(SFC)

エニックス 1994年7月8日

8:ソード・ワールドSFC

ソード・ワールドSFC画像01 ソード・ワールドSFC画像02

発売日:1993年8月6日
発売元:ティーアンドイーソフト
発売時期:中期(発展期)

渋い雰囲気の中で、ソードワールドという舞台での冒険を存分に楽しめる

TRPGのソード・ワールドが元となっている一作で、本作の魅力はその『雰囲気』、それに尽きると思います。とにかく渋い。画面の雰囲気からしてダークで渋い感じが漂っていますが、音楽も渋く、自分がそうでしたが本作は第一印象で惹かれる方が多いのではないでしょうか。エルフやドワーフなどの種族の仲間を、シャーマンやソーサラー、レンジャーなどの職業に就かせ、街の依頼を元に魔物退治や殺人事件の解決などのクエストをこなしていく…… 勇者が魔王を倒すような派手な物語ではなく地味なストーリーですが、等身大な中にファンタジー性が込められていて、ソードワールドの世界を冒険する楽しみが随所に散りばめられています。キャラクターの育成や買い物も楽しめる、RPGの醍醐味がギュッと詰まった隠れた名作ではないでしょうか。

ソード・ワールドSFC画像

ソード・ワールドSFC(SFC)

ティーアンドイーソフト 1993年8月6日

  • 1
  • 2
Page top
▲