サガ フロンティア リマスター(PS4)の展開

86.サガ フロンティア リマスター(PS4)の展開

サガ フロンティア リマスターの展開

アセルス編・前半

以前、本作をプレイした時はレッドを選択したが、
今回は『アセルス編のラスボスの音楽が聴きたい』という理由だけで
アセルスをチョイス。

本作の音楽の良さは前々から知っていたので、
是非それを生で、実際のバトルで聴きたいと思っていた。

プレイ開始後、針の城でどこに行ったらいいか分からず、早速つまずく。

20分くらいうろうろしていたっけか。

『そういやサガフロってこんな感じだったっけなあ』と思い出しながらも、
ダッシュが異様に速かったり、台詞回しが淡白だったり、
どこを調べたらいいのか分からなかったり、独特のサガフロ節を感じていた。

ただ、リマスターだけあって画質は綺麗だったのと、
これは後から気付いたのだが『シナリオ』の項目を見れば、
次にどこに行ったらいいのか分かるのは凄く助かった(リマスター版で新たに追加)。

ともかく、宝物庫みたいなところにある強力な武具は取れないし、
一人ぼっちで弱いし、でも敵と戦わせてはくれないし、
ということで、最初はひたすら訓練してはやられてを繰り返して、能力向上に励んでいた。


針の城をようやく抜け出せた後は、中ボス戦のデビルテンタクラーでまたもつまずく。

驚いたのが、敵が使ってきた技。

まさかのメイルシュトローム……!!

こんな序盤でメイルシュトロームが出てくるか!!と戦慄し、
あえなく全滅してしまい……

主人公達はそれなりに鍛え込んでいてHPは200以上はあったのだが、
メイルシュトロームで400以上食らったので、
こんなところ、突破できるのか……?と凄く不安に感じたが、わりと二回目で倒すことが出来た。

連携攻撃の『幻夢のグレムリン突き』というものが発動して、
1600くらいダメージを与えられたのは感動したっけな。


シュライクに着いたら、ようやく自由に動けるようになる。

最初は白薔薇姫とだけで行動していたが、やがてルージュが仲間になり、
生命科学研究所ではコットンが仲間になり、ようやくパーティーらしくなってくる。

それにしても、アセルスの物語は冒険中に突然追手が現れて、驚かさせれる

シュライクの自宅イベントでは驚愕の真実を知り、それも驚いたが、追手が強く……

ここも何とか二回目で撃破出来たが、
連携技を発動していかないとかなり厳しいなと感じた。

武器屋などが見当たらないので強化も出来ず、
色々リージョンを回っているとすぐに次の追手が出てくるので、
追手の強化にパーティーの強化が追い付かない!と思って焦ったりもしていた。

アセルス編・後半

水の従騎士と森の従騎士は立て続けのようにやってきた。

森の従騎士はルーン集めの時に武王の古墳で襲われたんだったかな。

森の従騎士はまだ戦力が整っていないのもあり、かつてないほど苦戦して辛勝したが、
その後に『次に来る金獅子姫はこれまでに無いほど強い』と言われて驚愕した。

今のままじゃ絶対勝てない……!!

だが、その後ガッチリ戦力を固めたからか、その金獅子姫は森の従騎士ほどは苦戦しなかった。


その後、セアトの戦闘や闇の迷宮を経て、ある重要人物の離脱へ。

物語がクライマックスになり、ラストバトルに向かうことになる。

だが、ここでふと、立ち止まった。

『このメンツで、本当にラスボスに勝てるのか……?』

イマイチ頼りなかったのが、妖魔のイルドゥンとモンスターのコットン

特にコットンはどの技を吸収したら強くなるのか分からなく、安定しない上に、
一番強い技でも大してダメージは与えられないため、
この最後の方という局面で思い切ってメンバーを変えることにした

アセルス達主力メンバーはすでにHPが800近くまであったが、
新たに加えたエミリアやアニーはHPが100~200ほどしかなく、
ここからラスボスとそれなりに戦えるであろう戦力まで持ち上げるのはかなり時間を費やした。

が、そのおかげもあったのかどうか、ラスボスは一回目で撃破!!

アセルスのHP826、エミリアは630、アニーは573での撃破。

最後の方は敵が怒涛の複数回攻撃だったので、そんな中よく倒せたもんだと我ながら思ったが、
念願のアツいBGMで死闘を繰り広げた中、晴れてエンディングを迎えられた。

エンディングはいくつかバリエーションがあったようだが、
自分は半妖エンドを迎えた。

他のエンドも見てみたが、印象的には人間エンドが一番良かったんじゃないかというように思う。

アセルスはもっとおしとやかな女の子というイメージがあったが、
実際はわりと勝ち気でアクティブな、男勝りという印象だった。

それだけに、人間エンドで一人の女性としての幸せが垣間見れた時は
少し意外に思いながらも、じんわりと嬉しくなった。

ちなみに、なぜ自分が人間エンドを迎えられなかったのかというと……

そもそも、ジーナ救出が出来るということ自体を知らなかった!!

ヒューズ編(アセルス)

初めてこのヒューズをプレイしてみた時は、
直前にプレイしたキャラクターに絡む物語になることを知らず、
アセルスに焦点が当たっていたので『凄い偶然だな』と驚いたりしていた。

アセルスをプレイしていた時は無かったシナリオ展開だったので、
これはifルートなのかと思い至る。

最初の生命科学研究所の地竜は、序盤の非力な状態では到底太刀打ちできず…
悔しいながらも「遠慮する」を選んで戦闘を回避する…


そして、ちょっとイベントをこなしたと思ったら
一気にラスボスに挑む展開になって驚いた

ストーリー、短っ!!

まあ、違った視点で見られた面白さはあったけど、
ヒューズ編に関してはサブクエスト的なボリュームだと思っておいた方が良さそう。
7人の主人公分シナリオがあるので、その分一人一人は短いのかな。

突然『さ、ではラスボスと戦ってください』となっても
戦力がまったく整っていなかったので、
またもルーン集めのクエストを行って、ルーンを集めながらも戦力の増強。

シナリオ自体が短いので、ラスボスもそう強くは無いだろう…とタカを括って
HP500そこそこで挑んでみたんだけど、
アセルス本編さながらの強さあっという間に全滅

……

思い返せばこのヒューズ編は、ラスボスを倒すための戦力の増強だけで
8割くらい時間を割いていたように思う。

前回の経験を生かして、今回はあまりモンスターや妖魔は使わず、
ヒューズ・ブルー・アニー・リュート・零姫で挑んだんだけどなあ。

前回、よくこんなの倒せたなと思うほど、
特にラストの方の連続攻撃をいなすのがキツく、
最後は回復をせずに一気に全軍突撃で押し切り、勝利した形だった。

いやー、5~6回くらいリトライしたかな、このラスボスはキツかった。

サガ フロンティア リマスター 画像3

サガ フロンティア リマスター 画像4

レッド編

次に選んだのが、前回途中まで進めてやめたレッドだった。

自分で選んでおきながら、ヒーローものというベタな設定は特に好みではなかったが、
(そういえばPSPの白騎士物語「変ッ身ッ!」も強力に冷めていたのを覚えている)
アルカイザーになって強くなる恩恵は素直にありがたいと思っていた。

彼は序盤、色々な地を転々とすることになるのだが、
思いのほか仲間が得られず、ようやくコットンを仲間に出来て細々と進めていた感じだった。

毎回キグナスで給料を受け取り(大した仕事はしてなかったと思うが…)
仲の良かったユリアを探してキグナス内をうろつく地味な日々

レッド編で一番印象的だったのは、この後起こったキグナスでのイベントかもしれない。
敵に襲われ、ヒューズを仲間にした後、外通路を使うことになったのだが、
ちょっと動きを緩めたらピューッと軽く飛ばされてしまったレッド達……

あ…… と思ったら、やっぱりゲームオーバー

ヒーロー達の最期がうっかり空から落ちてとか悲しすぎる。

このイベントはかなりシビアで、
ちょっとでも操作ミスするとすぐゲームオーバーになり(スペランカーを思い出した)、
超えられたのが4回目だったかな……

作中、アセルスのラスボスに次いでゲームオーバーになった箇所だった


その後、アニーやルージュといういつものメンバーを仲間に加えたら、劇的に旅が楽になる。
HPなどの能力を引き継ぎでプレイしていたため、
二人とも仲間に加えた段階でHPが700を超えていたからだ。

四天王との戦いでは、ちょっとキツかったのがベルヴァとシュウザーだったかな。
ベルヴァは直接攻撃をするとカウンターされるようだったが、
こちらは技しか使っていなかったので問題なし。

シュウザーはサイクロプス戦もまあまあキツかったが、
シュウザーとの一対一の戦いが最もキツかった

レッドもそこそこ鍛えていてアルカイザーになって更に能力も上がったが、
シュウザーは一対一に合わせて能力が弱体化しているという感じでもなかったので、
アイテムをかなり使い込んで勝ったという辛勝だった。


その後、ラストに向けてブラックレイ攻略。
一度通った場所は二度通ってはいけないというイベントがなかなかに厄介で、
まずは艦内の造りを頭に叩き込んでおくところから始まった。

初めは要領を得ずにメタルブラック改に見つかってしまい、
倒したにも関わらずゲームオーバーになってしまったが、二回目で突破できた。
突破出来ても途中までのくだりはゲームオーバーになった時と一緒の展開だったので、
内心ヒヤヒヤだったな。

そして、いよいよラスボス戦へ。
レッドのラスボス戦は連戦がなかなかに見応えがあった。
メタルブラックからは「アルカイザーを回復させてください」と言われて
「相手の弱みにつけこめないのがメタルブラックの最大の弱点だ」と説明されていたのが笑ってしまった。

ラスボスは、HP999のアルカイザー、
そしてHPが軒並み800超えのメンバーをもってしてもなかなかにキツかったが、
何とか一回目で撃破した。
最後、連携攻撃で17862のダメージを与えて倒したのが快感だったなあ。
そして、ボスの目がバツの形になるのが何だか可愛かった

前回果たせなかった、エンディング突入へ。
エンディングは意外な真実が明らかになり、「おおっ」となって見応えがあった。
アセルスも濃厚なシナリオだったけど、レッドもなかなかに良かったな。

ヒューズ編(レッド)

やはり、レッド編のヒューズもあっという間に終わった

が、マンハッタン、クーロン、シンオウと様々な場所で戦闘が起こった分、

多少はマシな内容だったのかもしれない。

能力引継ぎでプレイしていたため、相変わらずキャラの能力が高く、
ヒューズ自身も最初から800以上のHPで臨めたため
特に戦力増強の必要性もなく、楽に終えることが出来た。

が、それでもバカの一つ覚えみたいにルーン集めのイベントは行った。

もう3回目なので、ルートも完全に覚えてしまっている

そして、一回しか入手できないようなレアなアイテムも引き継ぐことが出来て、
別シナリオではまた入手できるようになっているので、
生命科学研究所の竜鱗の盾などは毎回入手するようにしていた。

性能が高いゼロソードパワードスーツはもうパーティー全員分用意されていた

リュート編

次に選んだのが、リュートだった。

通常、主人公キャラが複数人の中から選べる場合は
男性キャラで一番普通の少年っぽいやつを選ぶんだけど(ロマサガ3で言えばユリアン)、
サガフロのメンバーはみんなクセが強過ぎて『これだ!』というやつがいなく。

そんな中、消去法的に『これかなあ…』と思ったのが彼だった。


が、まさかプレイした中で一番つまらないシナリオになるとは思いもしなかった。

何たって、シナリオがヒューズ並に短かったのだから。

オープニングが終わってちょっとイベントを進めたら
『この先に進むと後戻りは出来ません』とラスボスに挑む前のメッセージみたいなものが出てきて。

まさかこれで終わりってわけじゃないよな……
と思ったら、そのまさかだった。

どんなシナリオが展開されていくのかと思えば、
この拍子抜けはガッカリだったなあ。

そして、そんななか自分が取った行動は……

またもルーン集め

仕方ない、それ以外やることがパッとは思いつかないんだから

パーティーは、出来ればプレイしたキャラ全員入れたかったが、
アセルスやレッドは仲間に出来ないようなので、
T260G、ルージュ、アニー、ヒューズで構成。

このあたりでメカがわりと使い勝手があることを知り、
T260Gは最終戦までそれなりに活躍できた。

シナリオはパッとしなかったが、モンド基地~ラスボスの流れはなかなかに見応えがあった。
特にラスボスは何度も形態が変わるなかBGMも良く、
ここまで練り上げたパーティーをもってしても大分消耗させられたので、
なかなかにアツい戦いを楽しめた

ヒューズ編(リュート)

まあ、リュート本編があれで、ヒューズが長くなろうはずがない

文章を読んでいただけでラスボスの前に辿り着いた
と言っても過言ではないほど、あっという間に『後戻り不可』のシーンへ。

ヒューズでは色々なキャラが仲間に出来るので、
アセルス、レッド、リュートとこれまでのメンバーに加え、
ブルーを加えた主人公格キャラだけでパーティー構成。

当シナリオで一番見応えがあったのがこのパーティー構成だったかもしれない……

一人一人のシナリオを堪能した分、感慨深いものがあった


ちなみに、これまで6シナリオを楽しんできたが、
装備した武器は、ほとんどのキャラクターが、剣(刀)

一番馴染みがあり、閃きも楽しめて、強力な技もあるからだった。

思えばサガフロンティアは、武器の種類がかなり少なかった。
一般的なRPGなら、槍や斧、弓などがあり、ロマサガシリーズでもこれらはあったのに。

みんながみんな剣を使うので、閃く技や使う技も大体似たり寄ったりになってしまうのが
物足りなく感じた点ではあった。

無月散水、神速三段突き、ロザリオインペール、ライジングノヴァ、無拍子あたりを組み合わせて
大体戦っていたように思う。

退却回数は合計23回で、我ながら引くこと知らず
誰もかれも真正面からガチンコでぶち当たっていた。


ひとまず、アセルスを堪能できたから、まあ、良かったか……
で、本作は終えた。

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