ファイアーエムブレム 風花雪月(Switch)の展開

79.ファイアーエムブレム 風花雪月(Switch)の展開

ファイアーエムブレム 風花雪月の展開

物語冒頭、主人公の性別を選べたが、自分は当然男性をチョイス。
そして難易度設定はノーマル・クラシックをチョイス。

この弱気な判断が、後々自分を大きく後悔させることになる……

さて、序盤の戦いを経て早速学園に入ったが、
自分は悩んだ結果、金鹿の学級を選択した。

この学級をどういった判断で選ぶか……
というのはこの時点では誰が何を考えているかは分からないし、
判断材料が乏しいので、結局仲間となる生徒の魅力で判断していくしかない。

ザッと学園内の生徒を見渡して、自分が見た各クラスの印象はこんな感じだった。

黒鷲の学級……学級長の中で唯一女性のエーデルガルトは正直気になったが、
勝ち気な感じで好みって感じではなかったな。
ベルナデッタの引きこもりなんて今時の設定だなーという感じだし、男キャラは魅力を感じない……
ヒューベルトとか魔術師団の黒幕っぽいような雰囲気だけど本当に学生か??
ペトラのカタコトとか、無理矢理個性付けをしたような印象。


青獅子の学級……こっちは何だかムサい印象のあるクラス。
イングリットが惹かれたが、それ以外は、別に……という感じだった。
メルセデス、アッシュ、アネット、シルヴァン……
何だか地味だなー、普通ーな感じ。
でも学級長のディミトリは三人の中では一番好感を持ったかも(何の根拠もなく)。


金鹿の学級……自分が選んだクラスだが、正直、学級長のクロードは三人の中で一番惹かれなかった。
何か軽薄そうだし、裏でいかがわしいことを考えてそうな顔ヅラだし(失礼)……
でもなぜこのクラスを選んだのかというと……
リシテアに惹かれたから、これに他ならない!
ツンデレっぽい感じだけどネコ目っぽい感じが好みだし、
実はこの子が戦力的にもかなり重宝することを後で知ることになる。
ローレンツがいけ好かなそうな感じだし、ラファエルとか変な目つきの男もいるけど、
まあ、大目に見ようか……

個性豊かな金鹿の学級の面々を従え、4月、5月、6月と進めていく。

しかし……

自分でノーマルを選択したとはいえ、ヌルい!!

死神騎士に試しに挑んでみたらさすがにやられてしまったが、
序盤から苦戦の"く"の字もなく、サクサクと進められる。

ただ、ゴーティエ家督争乱での増援は予期できず、天刻の拍動を使ってしまった。
魔物化した敵も特殊な戦いの仕方に最初面食らい、倒すのも結構手間取った。

秘密の地下道の戦いも、どのマスがどこに移動するか分からず、
しかもターン制限もあるステージだったので、初見完全制覇が難しい場所だった。
死神騎士は倒せないと踏んで、周りの敵を一掃することで突破。

本作の目玉イベント?であるグロンダーズ鷲獅子戦は、
最初、学級同士の三つ巴のぶつかり合いとのことで、おおっ!となった。
三勢力が均等にぶつかり合う戦いなんて今まで無かったんじゃないかな?
ムービー付きだったのもイカす。
一人も死なせず全員倒すことを目標にしていたけど、
残念ながら一人やられてしまってそれは叶わなかったな。

ルミール狂乱戦でも全員村人を助けることを目標にしていたけど、叶わなかった……
くそっ、ノーマルのくせに!

そして、衝撃の展開を経て、物語は一部から二部へ移行する。

正直、この展開は意外だった。

これまでにも聖戦の系譜とかで衝撃の展開は経験してはいたけど、
こうも物語が飛躍して展開されると度肝抜かれるもんだなあと。

変わった生徒の面々を見て感慨深くなったが、
愛しのリシテアちゃんは良い意味であまり変わっていなかった

ファイアーエムブレム 風花雪月画像3

ファイアーエムブレム 風花雪月画像4


二部になってからも大して難易度に違いは無かった。

むしろ、こちらのキャラが強いやつは高次元に強くなり過ぎていて、
ちょっとした動作ミスを犯しても
襲い掛かられた数人を相手に無双出来てしまえるほど。

自分はまんべんなく育てるようにしていたので、
一人が無双してしまうのを抑える方が大変だったりもした。

学園パートの方も、飽きが来てしまったり落とし物を拾うイベントも無くなって
魅力を感じなくなってきたので、おざなりに進めてしまうように。

グロンダーズの会戦は感慨深かったなあ、まさか前回での戦いがこんな形での布石になるとは……

和気あいあいと戦っていた頃を考えると
懐かしさと同時に切なさもこみ上げてくる。

あの時と同じ場所・同じ形であっても、
事情が全く変わってしまったんだな、というのを噛みしめたシーンでもあった。

本作屈指の、なかなかにドラマチックな演出だった。

あとはもう、クリアまで一直線。

もう一山あるのかな?と思っていたところ、あっさりクリアとなってしまったので、
尻すぼみ的な終わり方に感じてしまったのは正直残念だった。

でもまあリシテアのスペシャルショットが拝めて、
ハッピーエンドで終われたからいいか。

一通りプレイしてみてもやっぱりリシテアの良さはブレなかったな。

全体を通して思ったのが、やはりシミュレーションRPGを楽しむには相応の難易度は必要だ。

こちらの方が戦力的に圧倒的に上では、戦略も何も必要なくゴリ押しで進めてしまう……

物語としては楽しめたものの、最初に難易度をハードにしなかったのは凄く後悔した。

なので……

その雪辱を晴らすかのように、
この後、ルナティックモードでゲームをリトライすることになる。

もう金鹿のクラスに感情移入しまくっていたので
金鹿以外のクラスでなんてやる気にはなれなかったけど、
ストーリーをより深く知るため、断腸の思いで二回目は黒鷲の学級を選択。

当然ながら、引継ぎなんて邪道なことは一切無し。

さて、初っ端の鷲と獅子と鹿の戦いいきなり大苦戦

クロードもディミトリも相当強く、左側から回り込んでマヌエラやヒルダは何とか出来ても
クロード+右上陣から一斉に襲い掛かられたらひとたまりもない……

でも、辛い!辛い!でもコレ!こういうの!
というワケの分からない楽しさを抱きながら、何とか突破した。

マグドレド奇襲戦もノーマルの時からヤバげな感じはあったけどここも酷かったなー、
相変わらず敵がどこから出てくるか分からないし、
ノーマルの時は邪魔でしかなかったカトリーヌが頼もしく思えたりもしてしまった。

ゴーティエ家督争乱も酷かった、
右下の部屋に籠城して入り口の狭いところから一人一人応戦しようと思っていたら
敵がわらわらと密集してきて地獄絵図の様相に。
壁越しに攻撃して敵をおびき寄せて、気付いたらボス一人がポツンと残ったりしていたっけかな。

秘密の地下道の戦いも相変わらず酷し。
これは終盤で天刻の拍動を使ったけどどうにもならず、大分前の時点まで戻したりしていたっけかな。

大体キャラの特性が分かってきたけど、
前面に立てるのは主人公かエーデルガルト、あとペトラしかいない。
男性陣どうした!
カスパルもフェルディナントも強気のわりに実力が伴っていない……
(これはトーク場面でも言及されていたな)

あと、今回は外伝の方が本編以上に苦戦したかもしれない。

剣であり盾たる騎士団……収拾がつかないほどドラゴンナイトが次から次へと襲ってくる。
我ながらよくこんなところ突破できたもんだ。

王国貴族結婚余聞……最後の最後まで現れる増援がしんどかった。
イングリット相手にそこまで大勢で来るとは……まあ確かに美人だけども。

異境の空と地と……これは難し過ぎて一度攻略を諦めた。
幸い、まだ日にちが残っていたのでギリギリまで進めてキャラを強化していったら何とか突破。
一回目とは違って大分戦いやすくなっていたのがみんなの成長感が感じられて良かった。
カトリーヌが本当に邪魔だったなー、まったくこいつは味方になっても敵になっても……

天山いまだ超えず……何だこれ。
こんなのクリアできるの……?と思ったほど酷かった。
これも一度攻略を諦めて出直して何とか突破したが、
エンドレスの増援がとてもさばききれず、エーデルガルトの再移動に何度助けられたことか……
エーデルガルトとペトラがいなかったら到底クリア出来なかったステージだった。

本編の方も難所は数多く、最後のラスボス戦はルナティックのラスボス戦に相応しい強敵ぶり
桁違いのHPのストック数を見ただけでゲンナリしてしまった。
ほとんどの人間は太刀打ちできず、エーデルガルトすら迂闊には近寄れなかったほどだった。

最後はエーデルガルトと結ばれて終了
あんな表情も見せるんだな…… わりと普通の女の子だったところが個人的には好印象だった。

でも一番の嫁はやはりリシテア
(黒鷲編でも当然敵対するはずもなく、早々に仲間に引き入れた)

金鹿のノーマルと黒鷲のルナティックをクリアしてこのゲームは終わらせたが、
通して見たらストーリー的には金鹿で、
バトル的には黒鷲でそれぞれ堪能できたので良かったと思う。

ただ、それでも全体的に物足りない感は否めなかったかなあ。
キャラクターは作り物感を感じるし、
ストーリーも王道的ながら特別アツかった展開は皆無に近く……わりと地味だった。
シリーズ中、一番ゴージャスには感じられた作だったけど、
覚醒に勝ったかというと、個人的には疑問。

でもシンボル的ながらもそれなりにキャラクターに愛着を持つことは出来たから、
そこが救いだったかな。

特に最初にやった金鹿は、
リシテアの抱えていた闇、ラファエルのいいやつぶり、わりと口だけじゃなかったローレンツ、
わりと悪くはないやつだったクロード、後半になって芯の強さを感じたイグナーツ、
同じく後半になって口数が増えてきたマリアンヌ、実力がしっかりあったレオニー、
何だかんだ言いながらも頼れるヒルダ……

それぞれのサブストーリーを見たのもあったんだろうけど、
今思い返してもみんなに思い入れを持てていた。

フルボイスと、数えきれないほどのトーク量は伊達じゃなかったんだろう。

攻略では、鉄壁の備え覇天狂嵐囲いの矢には本当にお世話になった。

鉄壁の備えは本当に確実な即死級のものも1ダメージにする鉄壁ぶりで、ある種異常
バズーカ砲が直撃しても「ハァ~イ(byリクーム)」って感じで済みそうだ。

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