ドラゴンエイジ:インクイジション(PS4)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

77.ドラゴンエイジ:インクイジション(PS4)レビュー・感想・評価

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■タイトル:ドラゴンエイジ:インクイジション
■発売日:2014年11月27日
■開発元:バイオウェア
■発売元:エレクトロニック・アーツ
■定価:7,300円(税別)
■個人的ランク:B

プロローグ・あらすじ

セダス大陸は、
アーチデーモンというドラゴンが率いる魔族ダークスポーンの軍勢にこれまで5回襲われており、
ブライト(破滅)と名付けられた世界の危機は400年に一度訪れていた。

その第5次ブライトの発生から10年の後…

テンプル騎士団と魔道士たちの戦争を鎮めるための講和会議で起きたある事件。
謎の大爆発により、教皇ジャスティニア5世を含めた参加者は1人を除いて全員死亡。
突如空に現れた亀裂と、そこから降り注ぐ魔物によって世界は再び絶望の闇に包まれた。

唯一の生存者である主人公にいったい何が起きたのか。

裂け目を塞ぐ特殊な能力に目覚めた主人公の新たな救世主としての物語が今、幕を開ける。

本作の見どころ

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  • ・キャラクターの個性が立っていて、一人一人にスポットを当てたドラマを楽しめる。
  • ・オープンワールドRPGとしては新鮮な4人パーティーの冒険。AIは優秀で、頼もしい戦力になる。
  • ・しっかりとした舞台設定。指輪物語のようなファンタジー感をまとった世界観が確立されている。
  • ・会話の中に選択肢が多く、プレイヤーの意思を主人公を通してゲーム中に反映させられる。

ドラゴンエイジ:インクイジションの総評

かつてプレイしたスカイリムドラゴンズドグマと比較して考えると、スカイリムほどではなかったものの、RPGとしてなかなかに楽しめた一作だった。

特に良かった点は、キャラクター一人一人に個性があり、ドラマがあり、しっかりと絡みがある点。 キャラゲーとして見れば三作中では一番良かった部分だと思う。それと、4人で大物に挑む戦いというのはモンハンで経験済みの感覚ではあったものの、なかなかに見応えがあった。主人公の意思は基本的に選択肢を通じた形でプレイヤーに委ねられ、キャラメイクから始まってプレイヤーが主人公になりきれる造りが良い

ただ、物足りない点も多々あった。まずは、時間の移ろいが無いため、天候に変化が無い点。場所によっては雨が降ったり、夜のところもあったが、舞台舞台で気象状況が固定のため、リアリティに乏しかった。人々の生活圏に足を踏み入れられなく、その世界にいる人々の生活感が感じられなかったのも残念なところ。街とフィールドの割合が1:9くらいで、ほとんどが敵と獣だらけのフィールドを闊歩しているだけで味気なく、物寂しく、それも相まって全体的を通して、没入が弱かった。あと、本作から始めた身としては、話が小難しく感じたり、不明な単語ばかりで大筋しか話がよく分からなかったのも、没入が弱かった理由の一つ。ロード時間も多く、長め

種族や部族の違いが感じられるよう、それぞれの拠点を行き渡れたり、フィールドでは中立の冒険者と遭遇してコミュニケーションを取れたり、天候に変化があったり、人々の生活感を感じたりできれば、もっと没入出来て世界に愛着を持つことが出来たように思う。

不満点も多かったが、スカイリムやドラゴンズドグマには無かったシステムが多々あり、光るものや世界観の魅力はあったので、総じてまずまず良かったという印象に落ち着いた。

ドラゴンエイジ:インクイジション(PS4)

エレクトロニック・アーツ 2014年11月27日

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ドラゴンエイジ:インクイジションの音楽

音楽に関しては正直、あそこの音楽が良かったとか、ここの音楽が良かったとかの印象が残っていない。ただ、それは良くなかったというわけではなく、環境音だけのリアリティある舞台の中で、さりげなくシーンを飾る程度の存在だったために記憶に残っていないだけで、むしろ音楽の質としてはオーケストラ調で壮大感があって良かったと思う。もう少し記憶に留まるBGMがあっても良かった、とも思えているが。

ドラゴンエイジ:インクイジションのシステム

カメラワークを自在に動かせる三人称視点で、骨組みとしてはスカイリムドラゴンズドグマなどと近い。オープンワールドだが、全てが繋がっているわけではなく地方ごとに用意されている形で、感覚としては半オープンワールドくらいの感覚か。

メインとなる一本のシナリオの他に多数のサブシナリオがあり、そのサブシナリオをこなすことで主人公を取り巻く力が強化されて、メインシナリオをサポートする形になるのは面白いところ。サブシナリオに自然と手が伸びるような上手い仕様になっている。本作ならではの要素として、主人公が指揮官となって地方を管理・開拓するというシミュレーション要素がある。主人公の発言は選択肢で表現され、その結果で人の好感度が上下したり大きくストーリー分岐したりするのは面白い。

パーティーは四人編成で、主人公以外はAIだが、AIの性能が良く、効率的に攻撃をしたり支援をしたりしてくれる。主人公以外を動かすことも出来て、ある程度は思いのままに四人を動かすことが出来るのは魅力。戦闘面の魅力はドラゴンズドグマを10、スカイリムを5とするなら8くらいの印象だった。

グラフィックはかなり綺麗めで、感動するほどではないがリアリティをそれなりに感じて楽しめる。3D酔いは自分はほとんど無かった。

洋ゲーなのでUI含む全体を通して独特な雰囲気を感じるが、小難しくて分かりづらいストーリーを除けば取っつきやすい方だとは思う。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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