3×3EYES 聖魔降臨伝(SFC)の展開

76.3×3EYES 聖魔降臨伝(SFC)の展開

3×3EYES 聖魔降臨伝の展開

物語はどうやら原作の1~2巻の後、パイと離れ離れになったあたりからのスタートらしい。

こちらが何もしていないのに勝手にあれやこれやとイベントが進んで、
いきなり探し求めていたパイが自分から登場。


んっ?!!


しかも綾小路ではなく本物のパイだった。

プロローグはなぜかやたらと長く、
日本から物語は始まったのに、自由に動き始められるようになった場所は何と香港

リンリンとの会話で『せいけん』とか『ほういん』とか出てくるが、漢字じゃないから分かりづらい。
ほういんは法印、かな?

八雲やリンリンとかちゃんと顔グラ付きなのがいいね~。

ロンからはバクレツカンとプラスチックボムを買えるが、
バクレツカンは戦闘で使うもので全く使わなかったが
プラスチックボムはイベントでかなり使用したので、常時1個は持っておいた方が良いように思う

コットンアイズでは『こうろ』を購入しようとする…
こうろは香炉か、これは原作にもあったものだ。

色々街を回っているとインド方面に向かうことになったが、この時点で戦闘はまだゼロ

ドラクエ7を彷彿とさせたが、序盤全く戦闘が無いのはなかなかに珍しい。

チベットではジェイクが仲間になる…
ジェイク、原作の序盤でもいたけど懐かしいなー、まああの時一緒にいたパイは綾小路だったけど…

初の戦闘は何とギリシャだった。

しかもわりと敵は強く、油断すると呆気なくやられてしまいそうになる。
ただ、レベルを上げたらみるみる間にド雑魚に変わっていった。

ここからは5つの鍵の3つ目探しに奔走することになるが、
この3つ目探しのお使いがハンパなく長く、作中で最も時間がかかったところだった。

鍵を得るために必要なアイテムがある場所に入るためのアイテムがある場所に入るための
アイテムがある場所に入るためのアイテムがある場所に入るためのアイテムを探しに行く…
という訳の分からんことになって、あからさまなたらい回し感。

しかもダンジョンがみんな同じ形のテンプレ的な感じなので、このゲームは
『テンプレ的なダンジョンのたらい回しRPG』
という言葉が相応しいと思ったくらいだった。

行く途中は数々の困難に襲われ、
興味本位で入った『ほうこ』では
ジェイクが敵に一撃で殺されてゲームオーバーになるし、
アトスの行き方が分からず行き詰まってつい攻略を見てしまったが
タクヒの杖を使うという想像の枠外の方法だったし、
ちょいちょい行き詰まったりやられたりした。

ただ、テンプルオブスカイは遠景が上空感あって見応えあるダンジョンだったな、
これはナイスだと思った。
ザコ敵のミュータントが化け物的な強さでビックリしたけども。

3×3EYES 聖魔降臨伝画像画像3

色んな国を回ったが、それぞれ音楽が異なっていてそれなりに個性を感じるところが良い。

街の人の話す言葉は使い回しが多かったが…
カフェにいる人からは「あーおいしかった!」という
様々な国でまったく同じ、かつ、どうでもいい台詞を目にすることになる。

月のピラミッドでは三人組が異様に強く、未だかつてない苦戦を強いられた。
全員150くらい食らうダメージはかなり焦った。
しかも通常攻撃はまるで役に立たず、土爪(トウチャオ)と紅娘(ホンニャン)のみで片付けた


4つ目と5つ目の鍵を何とほぼ同時に入手

3つ目はあんなに苦労したのにこのアンバランスさは一体……

まあある意味現実的とも言えるのだろうか。

崑崙(コンロン)はセーブポイントも無く一気に沢山のダンジョンを突破しないとならないのが厄介だった。
石像の質問に答えるのだが、『空を示す人間の一部を答えよ!』

んなもん分かるか!!

石像の質問に間違えたら全員HPを1にされたし、
回復アイテムは無駄使い出来ないのでザコ敵に先制攻撃されたらオシマイだ……
とビクビクしながらプレイしていたのを覚えている。

実はこれはとある方法を行えば質問の答えが分かるのだが、自分がそれを知ったのは突破した後だった。


ここのボスもやられたら全部回ったダンジョンが最初からやり直しになるとビクビクしていたが、
2撃で撃破してしまった


ここで久しぶりのハーン登場。
ハーン弱っ!!
レベルは大した違いは無いのに、
女性のパイですら八雲とそう変わらないHPなのに、ハーンの貧弱さは一体……

まあ原作でもそうタフなイメージは無かったけども。

ラビリンスはちょっと迷いがちだったが何とか突破、
ただその後のナウシズ神殿はマッピングしないとどう考えても攻略は不可能で、
初めてマッピングをした。

『魔方陣を作る』というRPGではよくありがちなイベントがあって
『ああ、魔方陣ね、ハイハイ』という感じだったが
ご丁寧にヒントもあったので、これは考えるまでもなく難なく突破した。


ただ、その後のボスは何とハーンが一撃で殺されてやり直しになる……
しかもその後連戦でボス戦があり、
直接攻撃で八雲が450くらい食らったのでかなりヒヤヒヤしたなあ。

そして、お決まりのたらい回しの後、いよいよラストダンジョンに突入……

本作で一番の難所、貧弱グプターの強化劇が始まる。

ラスボスの直接攻撃でどれくらいの被ダメがあるか分からないけど
前述したボスの攻撃で八雲が450も喰らったので
600くらいは覚悟しておかねば……と、HPが678になるまで強化した

その頃には八雲のレベルは90という神がかった領域にまで達していたが……

4~5時間くらいの時間は覚悟していたんだけど、わりと2時間もかからず強化出来た。

ただ、途中でザコ敵の炎で300喰らって死んでやり直しになったりもしたが……

そして、晴れてラスボス撃破!!

エンディングでは戦闘中三只眼を全く使っていなかった自分はこの時初めて三只眼のグラが見れた。


振り返ってみたら、思ったよりはサクサク進んでエンディングまで辿り着けた気がする。

まあクソゲーには違いないんだけど、エンカウント率が高くない上に
レベルがポンポン上がるのでストレス感はそんなに上がらず、
ダンジョンもマッピングをすれば迷うことは無いので詰まることは無かった。

一番のストレスは、次にどこに行ったら分からず無駄に色々うろつきまわって
「あーおいしかった!」とか無駄な言葉を聞いたりしていたことかな……


この作、作者は一体どう思っているのかが気になる

上手いところが作ればもっと遥かにクオリティ高い一作が実現できたと思うんだけど、
雰囲気だけは良かったけど本当に雰囲気だけだったのが惜しい……

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