73.アライアンス・アライブ(3DS)の展開
アライアンス・アライブの展開
グラフィックとしては美麗とは言えないがブレイブリーデフォルト感があって
ファンタジー感のあるオープニングムービーからゲームスタート。
前述したブレイブリーデフォルトもそうだが、
最近はあえてキャラ絵が簡素化されたグラフィックのゲームが多い気がするな。
主人公のガリルは熱血系でもクール系でもない無個性な印象。まあ普通の主人公という感じ。
アーシュラはお姉さん的な感じでガリルを想いながらも尻の下に敷く、
芯の強そうなヒロインという印象だった。
レンツォはビジュアル的には主人公格っぽくも見えるけど、ガリルに比べたら軟派で軽い性格という感じ。
ワイアットは額の傷が歴戦の勇士を思わせる、怒らせたら怖そうなおやっさんという印象。
バルバローザはリザードっぽい感じで明らかに魔物な風貌だけど、
ガリルの頼れるお兄さん的なイメージだった。
1章~6章
フィールドで戦闘を始めたら、突然『覚醒!』と出て指示していない技を繰り出す……
電球こそでないもののロマサガの閃きシステムとほぼ同じシステムのようだ。
しかし敵と会っても音楽はフィールド曲のまま。
うーむ、新鮮なような物足りないような……
初のダンジョンでは、何といきなりパズル要素があった。
からくりはそう難しいものでもなかったが、
一ヶ所つまずいて先に進むのに時間がかかったところがあった。
しかもここで甲冑と戦う羽目になったんだけど、いきなり全滅……
後になったら勝てるんだろうなくらいの強さだったけど、
初っ端からなかなか意地悪めなイベントぶっこんでくるね。
この後衝撃のイベントを経て、次なる展開へ。
水路では敵から逃亡するが、
時間差があってこっちは脇目も振らず逃げているのになぜか追手に追いつかれるという理不尽。
しかも先回りまでされるし。
この時謎の人物達に助けられるが、
これが後々あんな感慨深いシーンになろうとはこの時は思いもしなかった。
しっかしバダが腹立つ。
どんだけ強いのか幅を利かせまくっていて、
見てくれは雑魚をまとめる中ボスくらいの感じなんだけどな~。
オーニソプターは『序盤からこんな移動手段が手に入るのか!!』と思ったが、
これの移動は結構楽しかった。
着地点を間違えるとドグワシャ!!ということになって飛ぶ前からやり直しになるが、
この甘い設定はご愛敬なのか……
まあ普通に考えたら木っ端微塵になって冒険の続行が不可能になるからな~。
この先で、急遽ムービーが挿入される。
いきなりな展開で『何だ何だ?!』となったが、
これが『おぉおぉお、そういうことかー!!』と
ストーリー上ニクい演出に繋がることを後になって知るんだよなあ。
7章~10章

いきなり見知らぬ人たちが出てきて、何だこれ?となった。
あの二人は?
今までの感情移入が吹き飛ばされたような気がして、最初は冷めた印象だった。
しかし、進めてみるとジワジワと面白さが染み込んでくるようになってきた。
ギアズロックの近代的で無機質な感じの音楽も良い感じ。
ビビアンのホンワカした感じも良かったが、
ティギーの傍若無人ぶりにいちいちイグナスが憤るのが見ていて楽しかった。
しかし三人とも強い。
鍛え上げたガリル達をも上回る戦闘能力に不思議な感慨を抱いた。
パズルのようなダンジョンではお金を出せば楽して進めるようだったが
当然そんなものはびた一文出さない。
金出してまでやるほど難解なパズルでもなかったしな。
タコにとどめを刺すかどうかは、とどめは刺さなかった。
これ、ストーリー分岐があるのかな?と思ったけどどうだったんだろう。
ブルーは一筋縄ではいかなさそうなやつだなーと思ったけど、
わりと悪いやつではなさそう。
この世界では特に苦戦したシーンはなく、全滅は一度もしなかった。
そして、ラストに『おぉおぉお~!!』となる展開を迎える。
11章~13章
今度現れたのはジーンとレイチェル。
ジーンは少しイグナスに似た印象だったが、よりクールにした感じだろうか。
レイチェルはアーシュラともビビアンともまた違った大雑把な感じのタイプで、
ノリがちょっと軽い……レンツォに少し似ているかな。
ジーンとレイチェルはあくまでビジネスパートナーという感じで恋愛に発展という感じでは無さそう。
しかし、敵役として出てきたグロッサの元で働くという立ち位置には驚いた。
形式上ではガリル達の敵ということになるのだろうか、
見ていくと日和見的なスタンスに見えたがなかなかに興味深かった。
レイチェルがグロッサの意に反するようなことをしているように見えるんだけど、
ジーンは強く反発するでもない。
ジーンはこれまで出てきたキャラ達の中でイマイチよく掴めない人間だった。
しかし、これまで出てきたキャラ達の交差している様が凄く面白い。
全体図を見渡してみると、中心となっているのはやはりガリルとアーシュラなんだなというのも窺える。
ジーンは相変わらず誰のためなのかよく分からない行動を取るが、
ワイアットの『同じものを見ている気がする』の言葉が深かった。
14章~20章

初っ端のガリルとイグナスの一触即発のところに
ティギーが「待てぇぇぇぇぇい!」と割って入るのが面白かった。
何気に良い仲介役になっている。
こう全体で見ると、やはりイグナスとティギーのキャラが良い味を出している。
融通が効かなそうな魔族達の中で唯一懐が深いビビアンも好印象。
監獄世界はこれまでやってきた中ではRPGとして特に面白かったあたりかも。
音楽や雰囲気も良かったが、強大な勢力の元に対する救出劇という構図も良かった。
街を出た時のイグナスの「わざわざ確認するほどのことだったのでしょうか…」の台詞は笑った。
やっぱり彼、いいなあ~。
塔に向かう途中、森の中で大型のモンスターに会ったんだけど、
想像以上に敵が強過ぎてここで全滅してしまった……
どうもこのゲームは出てくる敵の強さにムラがあるように思える。
全般的な難易度はそんなに厳しくなく思えるんだけど、
たまに予告なく異様に強い敵が現れることがある。
塔の中はそれぞれの想いや行動が交錯していてかなり見応えのある場所だった。
レンツォがバルバローザのことを『兄弟』と言っていたけど、相当深い付き合いだったんだろうな。
しかし、鍛えこまれたガリルサイドと違って
レンツォサイドは戦力的に不足していて戦闘がおぼつかなかった。
バダ戦ではワイアットの「貴様は人間の覚悟を知らん」の言葉が染みたな……
このゲームは魔族がただの悪一辺倒な存在ではなく、
一種族として理念がしっかり確立されている設定が魅力に思えた。
そう思うとグロッサも悪一辺倒には思えなくなってくる。
あとジーンもこのあたりまで来るとキレ者具合が心地良くて好きなキャラに変わっていった。
話がこのあたりで一気に膨らんできて色んな新要素が加わったが、
都合よくトントンと話が進んで楽しいようなつまらなくなったような……複雑な心境だったな。
21章~25章
ここは……
雪の世界というのは良かったけど、
『ああ……こういう世界観、このゲームもあるのか……』という感じだった。
RPGあるあるなんだけど、地球とは全く違う星なのに
いかにも『中華』な感じとか『和』な感じとかが世界に反映されていることがあって、
特にモロまんまな感じなのは自分は『地球の人の発想で作られた世界』感を感じて興ざめしてしまう。
大陸に個性を出すのはいいんだけど、もっとオリジナリティを出すか別の表現をしてもらいたかった。
ここは戦闘面でかなり苦戦したあたりだった。
防衛砦での戦いは補給の計画書のおかげもあったのかもしれないが、前線だけで全ての敵を抑えられた。
だが城での戦いは少人数の戦いなのもあってかなり苦戦。
民を全員助けられなかったところも失敗した。
ただ、ここは編成を3つに分けるという大所帯ならではの戦い方で、
幻想水滸伝2を彷彿とさせて面白かったところでもあった。
そしてここのボス戦は恐らく作中で一番苦戦した戦い。
『武力調停』が鬼畜過ぎる!!
何だこのダメージ!!
何とか、全員の総力を結集して倒せたが……
これ、絶対幻水2のルカ・ブライト戦の影響受けてるだろ!!
(直近でやっていたのでモロな印象を受けた)
宴ではイグナスのキャラの崩れっぷりが良かった。
この作というと真っ先に彼のスキップを思い出すかもしれないくらい脳裏に焼き付いた笑
やっぱり彼、いいなあ~。
26章~33章

このあたりで
『ああ、多分こいつが黒幕でラスボスに関連する存在になるんだろうな…』
と思われるやつが出てくる。
自由に世界を移動できるようになって、怪しいポイントがあってので行ってみたんだけど…
何と『水魔の巣窟』。
ボスを倒すか脱出ポイントに行かない限り出られない上に
戦闘後にHPが回復しないという厄介な場所だったけど、
それ以上に厄介だったのがボスの強さ。
ザコ敵を一通りなぎ倒してから行ったらカバのモンスターがおっそろしく強くて、
超強力な盾のガード技を使っても『メイルシュトローム』で一瞬でなぎ倒される。
こいつは本当に『ラスボスより強いんじゃないの?』ってくらい強く、
終盤近くの強さをもってしても倒せなかった。
結晶の世界はビジュアルが美しい。
そうそう、こういうの、こういうのを待っていたよ。
地球には存在し得ないこれぞファンタジーな世界!
竜に乗っての戦闘は新鮮だったが、竜が強いせいか普通の戦闘より遥かに楽だった。
これで負けることってあるんだろうか?
ラピュタっぽいシーンを潜り抜けて、レインボーピラーに突入。
ここは未だかつてないほど長いダンジョンで、
ザコ敵も強かったためかここの戦いでかなりステータスが向上した。
良い経験値稼ぎ?をさせてもらったな。
(それでも前述した水魔の巣窟のカバは倒せなかったが)
ここのボスも……まあ強かったけど、前回戦ったやつほどではなかったな。
やたらと顔つきだけは凶悪で自信満々なやつだったけど。
しかしビビアンはどんな時でもホンワカした感じだけど、
時折ホンワカした感じのまま恐ろしいことをサラッとやってのける……こっちの方がより怖いかも。
34章~
ジーンが使いッパシリにされてティギーとイグナスに振り回されている……可哀想だけど可愛い笑
ティギーが「科学と違って理屈で人は動かない。
その代わり"誰かのために"という感情一つで動くのが人間なの。」と
真理を突いたようなことを言った。
わりと人間らしくてただの偏屈天才ではなかったみたいだ。
あとブルーは見てくれのわりに思っていた以上に深い立ち位置にいる魔族のようだった。
彼からお使いを頼まれて4つのダンジョンにそれぞれ4種のアイテムを手に入れに向かうが……
4大ボスと戦うような流れになるのかぁ~、と思ったらわりと戦意無いやつばかりだったので驚いた。
略奪するのもどうかと思ったので
いきなり襲ってくるやつ以外は穏便に済ませようと思っていたが、実際戦ったのは1人だけだったな……
「子分になれと」言われて、なったら方舟の名前を変えられてしまって
『それだけは嫌だ!!』と思ったので、そいつだけは倒して奪った笑
精気を奪うやつは『どうせザコ敵と戦っていればまた補完されるでしょ』ってな感じで気軽に応じていた。
何もしないで『こんなんすぐにあげるよ』って感じで渡してくれたやつもいた。
後で返してくれればいいと言っていたやつは事が終わった後、律義に本当に返しに行った。
うんうん、世界を救うやつはちゃんと正義を全うしないとね!
サブイベントをやっていたらペンギンやマチルダやシキが仲間になった。
イベントシーンでも言葉を発するけど専用の会話が発生するとかではなく、
独り言に近い言葉ばかりだった。
仲間に加わっても加えなくても会話の流れに支障ないようにするためだったんだろうな~、とメタな思考。
そして、ラストダンジョンへ……
ザコ敵が強かった。
その分ステータスアップは出来たが、
この分だとラスボスはかなりのものになるんじゃないかと、
回復の拠点を何回か往復して戦力強化してからラスボス戦へ臨んだ。
が、わりと思ったほどの苦戦は無く、一回目で撃破!
ガリル・アーシュラ・ジーン・レンツォ・ティギーがラストメンバーだったけど
好みで選んだというより戦力的に気付いたらこのメンバーが良かったという感じだったな、
キャラで選ぶならイグナスは入れたかったところだけども。
エンディングは元の姿に戻ったアーシュラが一番印象的だったなあ、
あまりに長いこと布を巻いていたせいで
『懐かしい』というより『こういう姿だったっけ』という感じだったけど、
思えばあんな特殊な状態のヒロインはかなり珍しかったかも。
しかし、正直なところエンディングを迎えて思ったのは
『ついにクリア出来たー!』ではなく『これで終わり?』だった。
今まで頑張って拡張してきたネットワークがまったく生かされないのはもったいないと思ったし、
間にもう一つどんでん返し的な展開を挟んでほしかったな。
ラスボスが途中でイグナス達を見逃したのもよく分からなかったし、
イマイチラスボスに対する存在感や恐怖感を感じなかったのが残念な点だった。
キャラの魅力が一人一人立っていたところで救われた感じだったな。
しかし終わってから気付いたけど、
本作は男女がかなり入り乱れていたにしてはわりと恋愛要素は薄かったなあ。
種族の垣根を超えた愛!みたいなのもあってもおかしくなかったと思うけど。
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