ロード オブ アポカリプス(PSP)の展開

62.ロード オブ アポカリプス(PSP)の展開

ロード オブ アポカリプスの展開

まずはキャラメイキングからで、
主人公のヘアカラーを選択したり、ボイスを選択したりする…

おっ、こういうのは大好きだ。

しかし剣などを振り回して戦うゲームの性質上仕方ないのか、
細マッチョな身体をいじることが出来ないのは涙を飲むしかないのか。

もっとシャープな感じにしたかったのに…

ともあれ、顔だけは青髪のイケメンにして、ゲームスタート。

いきなりアクション場面からゲームが始まり、
レベルも45ということで意外性のあるゲーム展開。

スクエニだけあって、グラフィックはPSPにしてはなかなか綺麗か。

やり方になかなか馴染めず、『アルカナを求めし者』だの『ゲートが封印された』だの
訳の分からない言葉が飛び交っていて置いてけぼりだった中、
強さだけはいっぱしだったので、ボスまで一気に踏破した。

そして、見知らぬ街に辿り着き、
謎の悪魔?との会話で自分(主人公)がただ者ではない存在であることを知る。

その後、街の中を一通り回り、武器や防具を調達して
ギルドから適性試験とやらを言い渡され、それを大して苦は無く、突破。

概ね一連のゲーム内容を見た段階で、その現時点で思ったこと。

このゲームは、話がよく分からないやつだ!!

話をあえて小難しくしているのが制作者の自己満止まりで受け止めきれないのか、
それとも自分の読解力が無さ過ぎるだけなのか。

話のスケールは大きそうなんだけど、
初っ端から専門用語が飛び交いまくりの投げっぱなし感があって
置いてけぼりにされている感覚だったのがなあ。

あと、どう見てもモンハンのパクリ!!

モンハンの成功に便乗した感が透けて見えるほどの酷似ぶりで、
そこにスクエニの美麗なグラフィックとRPG性を持たせて二匹目のどじょうを狙ったのだろうか。

それはいいのだが、敵にザクッと斬りつけた手応えや重みが足りず、
全体的にホワッとしていて
モンハンのプレイ感覚の快適さには残念ながら及んでいない印象…

更に、一番致命的に思えたのがロード時間が長過ぎ!!

ステージ開始のロード時間が長いだけならともかく、
終了時やボス戦突入時、建物の移動間までも長い長い。

一応待ち時間にアクションを楽しめるカバー要素はあったけど、
とてもじゃないがカバーしきれない長さ

これは大きなストレスだった。

逆に良い点を挙げるとするなら、
ボス戦のシネマティックシーンスリリングで迫力あり、手に汗握るハラハラ感を楽しめること、
あとボイス入りのアニメーションが結構ところどころに挿入されていて
見応えがあること(内容はよく分からないが)、
あとはレベル上げで戦力強化が出来るのでアクションが苦手でも詰まりにくいこと、あたりか。

このあたりはモンハンには無い魅力だと思う。

さて、一通りプレイして、ゲームの流れ的には
ギルドから依頼されるクエストを次々クリアする→聖堂のボス戦→モニュメントが壊れる
の繰り返しで進めていくことが分かった。

8個くらいモニュメントがあったけど、
要するにこれら全部壊すまでこのループが続くんだろう。

ドルフシュタイン(集中しろ!がうるさい)や
ラウラローネ(ヒロインクラスの美貌なのに終始敬語だし絡みが浅い…)など仲間を加え、
パーティーが充実してきたところで、ボス戦・バハムートの登場にビビる。

ば…バハムート?!!

出た、スクエニのもはやマスコットキャラの一人とも言える存在。

しかしこのゲームだとそこまで地位は高くないのか、
モニュメントの数からして序盤とも言える時期に出てきたのが驚きだった。

かなり苦戦はしたものの、撃破。

このバハムート、さすがに腐っても名竜?だけあって
召還魔法として味方に付けたら異常に強力で、実に以降、最後の最後まで使い続けた存在だった。

むしろ世界を救ったのはバハムートと言っても過言じゃないくらい、
『とりあえずバハムートさえ使っておけば凌げる』ってくらい助けられた。

ロード オブ アポカリプス画像3

やがて、兵舎が出来て傭兵を雇えたり派遣クエストが出来るようになったりしたが、
感覚的にはオマケ要素だった。

傭兵はドルフシュタインとかのメインキャラと違って、ストーリーの絡みが無くて感情移入が出来ないし、
メインキャラだけでパーティーはまかなえていたので、100%派遣クエスト要員だった。
(とはいえメインキャラも感情移入出来るほどのストーリーの絡みは無かったが…)

特に起伏は無く淡々と物語が進んでいたが、
そんな中印象的だったシーンや敵キャラはこちら達。

クトゥルフ
イカのような巨大な化け物。こいつとの戦いの何が辛いかって、召還魔法が……
もといバハムートが使えないところ
左右の敵は倒しても倒しても復活してくるし、
弱点のはずの目はどんだけ硬い目ん玉なのかしかダメージは通らないし、
後半の戦いでは回復薬切れで一度全滅してしまったことすらあった。

村の崩壊
ずっと淡々とクエストをこなしてきた中、この展開は正直衝撃的だった。
ガラリと村の雰囲気が変わったところは作中でも屈指の印象深いシーンだった。
相変わらず経緯はよく分からなかったが…

クセルクセス
常時回転している刃によって近づくことすら出来ないという理不尽な相手。
スペルを基本使用していなかったので、かなり苦戦した相手だった。
『チメイテキソンカイ』が耳に残る。
ラウラローネが『友』とか言っていたけど、気になっていた友がまさかの機械?とは…

グレンデル
空、飛ぶな。
文字通り手も足も出ないのでチマチマとスペルの雷を当てようと無駄な努力を繰り返していた。

メデューサ
『ハッハッハッハッ』という笑い声が耳障りな雑魚敵。
緊急クエストで初見で戦った際は強さが追いつかず、クエスト失敗になってしまった。

ヴァーミリオン
とにかく動きが速い。
こちらが斬りつけるモーション中にフッと消えて後ろから攻撃してくるという難敵だった。
さすがにストーリーで重要なポジションに立っている存在だけある。

途中何度か全滅を喫してしまったが、何とかエンディングまで辿り着けることが出来た。

チャプター7くらいの時点で『まだクリアじゃないのか…』
単調さとストレスに気持ちが折れかけていて
義務感だけで何とかやっていた感じだったので、チャプター∞は途中までやって終了…。

上記のシーンや戦いは印象的で頭によく残っているが、
全体を通して別段心に残るストーリーではなく
単調な作業の繰り返しだったので、書き連ねる展開は特に無いな…。

武器はモンハンでずっと双剣を使っていた身としてはツインブレード一択
最初から最後まで一度たりとも変えなかった。

総じてかなり苦しい評価となってしまったが、
アクションの爽快感を増幅させて、分かりやすくドラマチックなストーリーにして、
ロード時間の長ささえなければガラリと印象は変わったかもしれないのに、
という惜しい気持ちは残っている一作。

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