ペルソナ2 罰(PSP)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

59.ペルソナ2 罰(PSP)レビュー・感想・評価

ペルソナ2 罰画像1

■タイトル:ペルソナ2 罰
■発売日:2012年5月17日
■開発元:アトラス
■発売元:アトラス
■定価:5,980円(税抜)
■個人的ランク:B

プロローグ・あらすじ

珠閒瑠市内では、街に流れている根も葉もない噂が現実化してしまうという、
不可思議な現象が起こっていた。

キスメット出版発行のティーンズ向け情報誌「クーレスト」の編集記者である天野舞耶は、
七姉妹学園の取材中に殺人事件に遭遇し、
「自分の携帯電話から自分の携帯番号へ掛けて呼び出し、
気にいらない人物を殺してくれる」という怪人「JOKER」から命を狙われていることを知る。

たまたまその場に居合わせて事件に巻き込まれた親友の芹沢うららと刑事の周防克哉、
JOKERの正体を知っているという盗聴バスター・パオフゥと共に、JOKERの行方を追いかけていく。

本作の見どころ

ペルソナ2 罰画像2

  • ・ペルソナ2罪の正統続編作。前作のキャラを含んだディープで重みのあるストーリーを堪能できる。
  • ・主人公達が20代前半の社会人ということで、ジュブナイルなストーリーとはまた違った大人の趣を楽しめる。
  • ・PS版に比べロード時間が短縮されて快適に。戦闘はシンプルモードを使えば比較的短い時間で終わらせることができる。
  • ・渋みのあるBGMやOPムービーのクオリティが高く、作の印象を底上げしている。

ペルソナ2 罰の総評

前作『罪』の続編作ということで、システム周りは前作と大きな違いは無かったため、親しみやすかった。だが、主人公が女性で社会人視点になったことで、その点ではなかなかとっつきづらく、話がかなりビターで大人テイストだったのは良くも悪くもな印象だった。そして、ロード時間の長さ(シンプルモードを活用してからは大分快適になったが)、ボイスの棒読みな印象、前作に続き相変わらずエンカウント率が高かった点等から、前作の印象を大きく上回ることはなかった。

ドラマチックでディープ・重みのあるストーリーとして見たらペルソナシリーズの中では群を抜いていると思うが、どこか等身大ではなく舞台の中の物語を眺めているような感覚があり、感情移入しづらい面があった。ただ、不満点はシステム面に集中しているので、リメイクすれば更なる良さが生み出されそうな作にも思う。

ペルソナ2 罰(PSP)

アトラス 2012年5月17日

■関連商品

ペルソナ2 罰 公式パーフェクトガイド(書籍)

エンターブレイン 2012年6月11日

ペルソナ2 罰(PS)

アトラス 2001年11月22日

ペルソナ2 罪(PSP)

アトラス 2011年4月14日

ペルソナ2 罰の音楽

作の年齢層を意識してなのか、落ち着いていて渋みのある曲調のものが多い。一番印象として強く残ったのはボスの戦闘曲。テンポの良さ、ピアノサウンドと重低音が快適だった。通常戦闘曲も良かったが、印象としては前作の方が強かったように思う。全体的に前作と同様戦闘曲の印象が強く、しっかりしたサウンドのものばかりだった。

ペルソナ2 罰のシステム

基本的に前作のプラットフォームを踏襲していて、前作のクリアデータを利用すれば前作の主人公のレベル等が引き継げる

ほとんど一本道のシナリオで、戦闘を経て経験値やお金を稼ぎ、キャラクターを強化してより強大な敵に挑んでいく流れはオーソドックスなRPGと変わらないが、『噂』を活用して自分で環境を変化させ、新たなお店を開拓したりするシステムは本作ならではの特徴。

戦闘はターン制のランダムエンカウントだが、エンカウント率が高い上に前作に続きロード時間が多用されるため大きなストレスどころだが、シンプルモードの設定を取り入れると戦闘がかなり簡略化されるので大幅な時間削減を狙える。戦闘中に敵の悪魔とコンタクトを取ってタロットカードを貰えたりするのは前作に引き続きの特徴。

セーブはいつでもどこでも可能な点は便利なところ。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
  • 1
  • 2
Page top
▲