レナスII 封印の使徒(SFC)の展開

57.レナスII 封印の使徒(SFC)の展開

レナスII 封印の使徒の展開

主人公は神様と崇められる特殊な立場。
グラフィックが独特なテイストの神殿で、色々と新鮮な雰囲気でゲームはスタートした。

三人の傭兵を仲間として連れられるというので、
ゾック・ユマ・ミレニアの三人をチョイス。

以降、最後の最後までこの三人と旅を共にすることになる。

神殿を出た外の世界は薄暗く、寂しげな音楽が凄く特徴的で
この時はかなり好印象を得たのを覚えている。

大統一を果たすために、4つの秘宝を集める。

このあたりをプレイしたのはもう大分前(3年以上?)なので詳細は覚えていないけど、
戦闘の仕方やメニュー画面など操作が独特で、
十字キー一つで選択&決定両方が行われるというのは慣れればスムーズなのかもしれないけど、
間違った選択をしたらそれを正すのが面倒だった。

感覚的にはスマホのフリック操作に似ている。

衝撃的なイベントを経て、エルツの世界へ。

過去RPGの中でも最大級のどでかい街、
ダウンタウン~ペトロの城がとにかく広く、これは驚き以上にゲンナリ。

一つの街が7つや8つくっついて一つの大きな街を構成している形なんだけど、
一つ一つ回るのが大変で、通行証で行ける範囲は制限されてはいたものの
次にどこに行ったらいいか分からなくなったこともしばしばあった。
(特にグロスター1丁目~4丁目探索時あたり)

あまりに広かったためか
移動のストレス解消用のシステムとして電車があったのは面白く、
スイスイと高速で進むので、これは乗っていて爽快感があった。

8つの封印を集めることになり、順調に1つ目・2つ目を回収。

ただ、焦燥感と悲壮感感じる激しいBGMが流れるカムイの街
大亀裂を攻略するあたりから、グンとゲームが難しくなってくる。

元々難易度は低くはなく、ゲームオーバーこそそう無いもののなかなか歯応えのある戦闘だったが、
このあたりから雑魚敵が急に強くなり、一戦一戦が緊張感を持って戦うようになってくる。

回復ボトルの消耗も激しいので、
大亀裂攻略の際は何度かボトルの補充のためにカムイの街に戻って往復したりしていた。

まあ、パーティー編成が傭兵が初期メンバーのままで
(ここは個人的な話ながら、みんなアンデル出身の生き残りで、
どこぞの馬の骨を彼らの代わりにメンバーに加える気にはなれなかった。どんなに強かろうとも!)、
初期メンバーは覚えている魔法の数が少ないので、ハンデを背負ったままプレイしている状況だったけど…

レナスII 封印の使徒画像3

そこから、次々と封印を回収していく。

次に詰まって、一時プレイを投げ出してしまったのが溶岩イベントの先のゲゲとゴード戦
炎の全体攻撃に加えた突進攻撃は回復がどうやっても追いつかず、何度トライしてもダメだった。
攻略を見て効果的な魔法を揃え、レベルを上げて装備も充実させて、それでようやく倒すことが出来た。

そこから先は、古代機械、天の精霊の神殿、幻影城、ジル島、ゾルバン体内、重力の塔、と
順調に進んでいく。

ゲランレースやジル島のボート、重力の塔の宇宙空間など、
本作は時折ミニゲームのようなアクション要素が入るところが面白い

ゲランレースはかなり難しく、ちょっとミスっただけで負けるので何回かリトライすることになり、
楽しかったというよりストレスの方が溜まった感じだったが…

アクション系が苦手な人は詰む可能性があるので
本編に組み込むのであればもうちょっと優しくしても良かったように思う。

相も変わらずキツめの難易度の中、天かける船を入手。

これは戦闘が無い上にスイスイ高速で進めて、BGMも爽快感があるのでかなり快適。

このあたりからはラストまで一気に進めた。

ボス戦のブズーやベルツはかなり苦戦したが…

特にブズーパンチ攻撃が恐ろしく強く凶悪なほどのダメージを受けるので
グラバスのせなかが無かったら勝てなかったんじゃないかというくらいの相手だった。

ラスト前では、こちらはパーティーが初期メンバーというハンデを背負っているので
面倒だったものの試練の回廊はキッチリ8ルートとも攻略

試練を経て特別強くなった感は無かったけど、
少なくとも強力な武器は手に入って若干レベルも上がったかな。

精霊レベルはどれも最高ランクほどまで上がっていたので、特に強化された部分は無かった。
(傭兵は当然ながら全員もっと早い段階でカンスト)

ボスのガーディアンの二回攻撃は結構キツく、
戦い方としてはまずはバイシュアーで全員の素早さをUP。
タフボトルを全員に使用して最大HPをUP。
準備を整えつつ、スぺラスのはらで呪文攻撃を相殺しながら戦うというやり方だった。
追い詰めれば吸収攻撃ばかりしかしないようになってくるので、楽に倒せるようになる。

そして、ついにラストダンジョンへ。
そこそこ長いダンジョンだったけど、ゲンナリするほどではなかったな。

ご丁寧にボトルの補充ポイントもあったし。

ラスボスとの一回目の戦闘は一人やられてしまったまま倒してしまったのでリセット。
二回目は普通に倒すことが出来た。
戦闘BGMがダンジョンのままだったのでこれが最後ではないかなと思ったら案の定、最終形態が現れる

これはかなりの長期戦になり、やられそうになるというよりボトルの残量が気になった戦いだった。
戦うほど敵の戦力が弱体化していくので、最初が一番キツい戦いだったように思う。
ゴッドキャノンはかなり攻撃力が高く、何回か蘇生の魔法を唱えることになったが、
こいつもダメージを負わせるたびに弱体化していったので楽になっていった。

結局、誰一人倒れることなく、
経験値がズレることないまま(大事)、晴れてエンディング。

今まで出てきた主要登場人物みんなが現れて、
感動の再会&笑顔の大団円!

というシーンなんだろうけど、
残念ながらプレイしたのが前過ぎて
ほとんどのキャラは覚えておらず……

総じて、一風変わったRPGながらもしっかりとRPGとしての軸は整った良ゲーという感覚はあったけど、
中だるみしたのとエンカウント率高めの戦闘が面倒に思えたので
イマイチ印象に残らない作として終えてしまった。

喋らない主人公、そして喋らない傭兵仲間と旅をするという意味では
ミスティックアークを思い起こすけど、
グラフィック・BGM・シナリオ、全てにおいてそっちの方が良かったように思う。

風変わりな設計を生かしきれていない感があったのが残念だった。

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