レナスII 封印の使徒(SFC)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

57.レナスII 封印の使徒(SFC)レビュー・感想・評価

レナスII 封印の使徒画像1

■タイトル:レナスII 封印の使徒
■発売日:1996年7月26日
■開発元:?
■発売元:アスミック
■定価:10,778円(税込)
■個人的ランク:C+

プロローグ・あらすじ

暗い闇に覆われた地底世界アンデル。
光をもたらす「神」として目覚めた少年ファルスは、
5人の使徒と共に「大統一」の儀式を行うため旅立つ。
だが、その目的の影には恐るべき陰謀が渦巻いていた…。

本作の見どころ

レナスII 封印の使徒画像2

  • ・独特な雰囲気を持つグラフィックや世界観。一風変わった世界のRPGを楽しめる。
  • ・一風変わりながらもバラエティに富み、作品の雰囲気を盛り上げるBGMの数々。
  • ・自分で好きなパーティーを組める傭兵システム。傭兵はそれぞれ主人公と共に成長もしていく。
  • ・レースゲームがあったり、自分の家を持てたりなどのサブ要素のバリエーションの豊富さ。

レナスII 封印の使徒の総評

この作は、正直なところ一度放置状態になってから再開させたゲームなので、クリアまでに物凄く時間がかかった作だった。

総じて、一風変わったグラフィックやBGMが織りなす世界観は面白かったが、面倒な要素が多く、イマイチハマり込めなかった。世界観だけでなくシステム面も一風変わっていたが、それが残念ながらプラスには作用されていなかったように思う。色々とドラマチックな展開ではあるが表現の仕方が淡白なため、何ともフワッとした印象で終えてしまった。RPGを楽しむというよりレナスの世界観を楽しむという感覚の方が相応しいだろうか。決して駄作ではなく練り込まれてはいるとは思うが、個人的には人に勧められる一作ではなかった。どちらかというとレナス一作目の方が印象深かったように思う。

レナスII 封印の使徒画像

レナスII 封印の使徒(SFC)

アスミック 1996年7月26日

レナスII 封印の使徒の音楽

一風変わっていて、何とも評しがたい曲の数々。世界観を盛り上げているという意味ではどれも成功作なのだろうけど、個人的ヒットな曲はなかなか見当たらず。通常戦闘曲(変わりっぷりが面白く、飽きない)、地底世界アンデルのテーマ(寂しげな感じが良い)、カムイの街の音楽(凄い焦燥感と悲壮感だった)、飛行船の音楽(爽快なようでどことなく切なげ)などはムードがあって良かったが…

エンドオブエタニティの音楽担当だった田中公平氏やミスティックアークの音楽担当だった森彰彦氏が携わっていて、わりと名作に携わった人達が関わっていたのには驚いた。

レナスII 封印の使徒のシステム

大筋としては普通のRPGのシステムと大きくは違わない。

その中で一般的な作と違う部分としては、まずMPの概念が存在しないところ。魔法は存在するが、HPを消費して使用する。回復も魔法では蘇生魔法以外存在せず、回復ボトルのアイテムを使用して回復することになるのだが、ボトルは使用回数が定められていて、使った分は街で補充するシステムなので、ダンジョン等ではボトルの残量に応じた進行を考えねばならない。

戦闘はランダムエンカウントのフロントビュー形式でドラクエっぽいが、十字キー操作のみでコマンドを選択する独自の方式なので、慣れるまでかなり時間がかかる。

そして旅をするパーティーは街中を歩いている傭兵を雇って仲間にするシステムで、傭兵は主人公と共に成長をしていくので自分好みの編成が可能だが、序盤に出てくる傭兵は成長の幅が限られているので、最後まで通しで使うことはなかなか難しい。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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