ブレイブリーセカンド(3DS)の展開

48.ブレイブリーセカンド(3DS)の展開

ブレイブリーセカンドの展開

NewGame時のゲーム難易度選択で『HARD』のまま一度も難易度を途中変更せずにクリアすると
専用サイトで『殿堂入りプレイヤー』になることができて名前が載るというので、
難易度はHARDでスタート。

前回出てきたお馴染みのブレイブ、アナゼル、アニエス、
あと知らないキャラのユウが登場するオープニングムービーからストーリーは始まる。
どうやらこのユウが今作の主人公のようだけど、
正直自分はこのユウのおっとりした感じの声が馴染まなかった…

まずは最初の街・ガテラティオの街から巡教の森に行くことになるのだが、
急に仲間のジャンが裏切り出し、初っ端から意外性のある展開に度肝を抜かれた。

そして前作ではお馴染みだったイデアの加入…
"前作ではラスボスを倒すほど強力だったイデアが何でこんな弱っちくなっているんだよ"
というゲーム上の都合は置いておいて、序盤のツカミはOKだったと思う。

ただ、すでに敵が強い……

同じ雑魚敵でもたまに普通の大きさのやつの他にでかいやつが混じっていて、
でかいやつの方がちょっと強い設定になっていることに気付いた。

まずウィザードのアスタリスク、次にチャリオットのアスタリスクを得て、
魔法系のジョブ、戦士系のジョブに就けるようになったのだが、
ウィザードは回復魔法が無いため、何と魔法による回復法がない!

ビショップのアスタリスクを得るまでは回復はひたすらポーションだけで頑張っていたのだが、
ここまでしばらくの間アイテム回復に頼らなければならなかったゲームは久しく無かったかも。

フェンサー・ビショップのアスタリスクを得てからは就けるジョブに幅が出てきたが、
しばらくはチャリオットの渾身撃に頼っていた記憶がある。
ウィザードのポストスクリプトは初め意味がよく分からず使いづらかった記憶が…

今作ではサブシナリオで入手できるアスタリスクが二者択一になっていて、
どちらかしか入手できないようになっているのだが、
(後半に入ればもう片方の方も入手できるようになるんだけど)
例えば、赤魔道士のディローザが学者になっていたり、ナイトのハインケルが何と刑事になっていたり、
シナリオ自体も税の話や福祉の話など世界観にそぐわない話ばかりが出てきて、閉口ものだった。

実際その場に生きていれば起こりうる話なのかもしれないけど、
ファンタジー世界においてリアルさを出す方面が間違っている気がする、と個人的な意見。

これら要素も本作の印象を貶めてしまった一部分だった。

そして本作は前作と同様章仕立てになっていて1章、2章と進めていくのだが、
章のスパンがやたら長く感じていたのを覚えている。

大分話が進んだと思ってもまだ1章であったり。

難易度はHARDを選んだだけあって全般的に苦戦しなかった箇所は無かったと言っていいほど厳しく
今作は珍しく自分は物理攻撃よりも魔法攻撃寄りの戦い方をしていたのだが、
重宝したアビリティは、
・ウィザードのポストスクリプト・ダメージ分散
・ビショップの二言
・シーフの速度20%アップ
・召喚士の召喚魔法カリブディス
・エクソシストのアンドゥ
・スーパースターのボルテージ

あたりだった。

特に敵のパラメータを弱めて自分のパラメータを上げないと
通常能力のままではまったく相手に太刀打ち出来ないため、
カリブティスやボルテージは重宝した
そしてどちらが先に攻撃するかというのが非常に大事だったため、
速度を上げるアビリティやアイテムもかなり重宝。
ボス戦ではとんでもない状態異常を強いてくるボスや一撃死を用いてくるやつもいたので、
アンドゥが非常に役立った

ブレイブリーセカンド画像3

ストーリーは、2章でエイミーやパネットーネに大苦戦したり、
4章ではレヴナントに苦戦したりしながらも何とか進めていく。
レヴナントは憑依された時にアンドゥを使ったら呆気なく倒せてしまったのにはちょっと笑ってしまった笑
アンネは憎らしいキャラながらも戦闘能力も憎らしかったが、二回目くらいで倒せたかな。

5章突入時の演出はゲームのメタな部分に触れていて、奇想天外な演出ではあったんだけど…
『なるほど、面白い』と思った自分と
『何でもアリで無茶苦茶だな』と閉口してしまった自分がいて、複雑だった。

ここからの新たに再挑戦できるサブシナリオは
今までバッドエンドばかりだった旧サブシナリオとは違って
ハッピーエンドばかりで締めくくられるようになっているんだけど、
展開がこじつけで強引なものも多く、やりたいことは分からなくもないけど
もっと上手い展開を作ってほしかった。

苦戦した場所は、エイミー&パネットーネの再戦で、
ゴースト状態を回復させる方法をその時持っていなく、
回復させる魔法瓶を調達するために一度撤退して再挑戦した記憶がある。

ゼネオルシア霊廟での皇帝戦も相当苦戦した。
HPが少なくなった時に放つ閃光が耐えられず突破口が見出せなかったため、
確かフレンド召喚で強引に突破した記憶が……

魔王ディアマンテ戦も同様相当苦戦した。
確かこちらもフレンド召(略)

このあたりから、レベル上げはずっと源泉洞のフルブレイ湯で行っていた。
最初からBP3スタートで、デフォルトを使わずとも初っ端から総力で戦えて連戦に持ち込めるからだ。
敵との戦力差をレベルの高さで補って何とかやりくりしていたので、
推奨レベルを常時10から20以上は超えながら進めていたと思う。

だが、結果的にクリアレベルは90だったのだが、
このあたりまで来るとレベルの差はほとんど関係なくなってくる上に
レベルも上がりづらくなってくるので、戦術重視で何とか乗り越えないとならなくなってくる。

ラスボス戦では命運を使われた時の突破の仕方が分からず、
ちゃんと指定された行動を遂行しているはずなのに殺されて、
『おいこっちはちゃんとやることやってるぞ!契約違反だろ!』
と腹立ちながらも何度も再チャレンジしていた。

正直、思う。

フレンド召喚が無かったらクリアできていたかどうか……

ただ、本作はどうも心からRPGとして楽しめなかった。

テント内では緊張感がなくリアリティのないトークが交わされ、
「がんばリベンジ」や「二度言いました」などの別段惹かれるわけでもないワードを多用され、
本作そのものが好きになれなかったので、戦術を練り上げるまでの情熱は持てず
ひたすらただクリアだけを目的としてやっていた感じだった。

本作において良かった点は何があっただろうか。

プリンの歌は悪くは、なかった。

他は……

何があったかな……

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