ファイナルファンタジー(3DS)の展開

46.ファイナルファンタジー(3DS)の展開

ファイナルファンタジーの展開

※ファイナルファンタジーの原作は、昔一度プレイしたきりで、しかもクリアをしていなく、
ほとんど内容を覚えていない状態でのプレイです。

まず、初っ端ウィザードリィのように主人公四人の名前付けとジョブ付けから始まる。

男女の区別はないため、
男っぽい名前にするか女っぽい名前にするかはグラフィックで判断するしかない。

自分は、ドラクエ3で言う勇者・戦士・僧侶・魔法使いみたいなバランス型のパーティーを好むので
シーフとか奇をてらったジョブは使わず、戦士・モンク・白魔術士・黒魔術士で編成したんだけど…


白魔術士は女性っぽいよな、ってことで女性っぽい名前を命名。
(後に、更に女性っぽいビジュアルの白魔導士に変貌を遂げたため、この判断は正しかったと思った)


黒魔術士は目しか見えない怪しい風貌で性別不詳だけど、
男ということにしようか…。


ちなみにジョブや名前は途中で変更が出来ないので、慎重に決める必要がある。

無事四人の主人公を製作し、最初に与えられたシナリオは何と王女の救出

ドラクエでは物語の後半に王女を救い出すことになるが、
それが一番最初のイベントとして入るところが面白い。

ガーランドを倒し、王女を救出して、コーネリアの北に架けてもらった橋を渡るところで、
オープニングムービーが挿入される。

いかにもこれから冒険…物語が始まる風のムービーだったけど、
すでにダンジョンを一つ突破して王女を救い出したのに、
それがプロローグに過ぎなかったという演出もまた面白かった。

その後、適当にマップの散策を行っていたら
マトーヤの洞窟を発見したんだけど、ダンジョンかと思ったらマトーヤの家みたいなものらしく、
敵はまったく現れなかった…

ほうきが「サッサカサ!」と喋ったり、
マトーヤが「水晶の目がないと目が見えない」とか言うばかりで何も起こらなかったので、
とりあえず放置して先へと進めることに。

本作は、必ずしも訪れる順番通りに物語が進行するわけではなく、
後から手に入れたアイテムを使って以前訪れたところのイベントが進行する、ということがよくある。

世界はそこまで広くないので詰まっても特別キツくはないけども、
過去にあった何でもない出来事や台詞を覚えておかないと、
後々『あれ?次どこ行けばいいんだっけ?』となることが多々ある。

それから、思ったよりも早い段階で船をゲット

ドラクエ2と比べてもかなり早い段階で手に入れたことになるんじゃないかな?

昔のゲームでは船を手に入れるとありがちだけど、次にどこに行ったらいいのか分からなくなるんだよね。

本作も多少広めの自由度があるため、手当たり次第回っていく形となったものの、
行き詰まるようなことは無かった。

ここまではそんなに苦戦するところもなかったけど、
ここに来てちょっと厳しい場面があったのが沼の洞窟

音楽もおどろおどろしくて印象的だったけど、階層が深く、
敵も強めなので(特にピスコディーモン!!)
MPが尽きる前に安全を取って街まで戻って、回復して挑み直す、ということをしていた。

確かピスコディーモンからは全滅の憂き目にも遭った記憶が……

それからは、おつかい的なイベントが続く。

その時は何も起こらなく『どうやって進めるんだろう』と思っていたいくつものところが、
連鎖的に解消されて先へ進めるようになったのはなかなかに快感だった。

ファイナルファンタジー画像3

外海に出られるようになってからは更に自由度が高まり、
と同時に遠方へワープするような手段は無いので、移動が少々面倒くさくなってくる。

ここから先はアースの洞窟グルグ火山氷の洞窟など
バリエーション豊富なダンジョンを渡り歩くことになるけど
特別苦戦したところはなかったかな?

ただ、自分は四人の経験値を均一に揃えてずらさないために
誰一人として死なせず戦闘を突破する縛りでプレーしていたんだけど、
経験値が溜まらない死亡扱いになる石化をしてくる敵が現れ始めて、
何回かリセットをする羽目になった記憶がある。

確かアースの洞窟の奥だったかな…

このあたりまで来ると、大分所持金にゆとりが出来てきて、
アイテムを大量購入することが出来るようになるんだけど、
戦闘でMPの節約をしたりダンジョンと宿屋の往復をするのが面倒なので、
ポーションやエーテル、フェニックスの尾を常時99個持って挑むようにしていた。

ダンジョンによってはエーテルを半分近く消費するような場面もあったけど、
この攻略法を使えば大概のダンジョンは安心して先へ進められるようになる。

ただ、四人の戦力も一定の強さを誇ることが出来るようになってきて、
パーティーの強さに自信を持ち始めてきた頃に…

その自信を大きく打ち砕かす存在がこのあたりで登場する……エキストラダンジョン。

初めはエキストラダンジョンだとは知らず、
『何だろうこのダンジョンは、一応奥まで行ってみるか』という冒険心だけで奥に進んでみたら…

現れたエキドナやアーリマン達、そして流れる懐かしくも新鮮で迫力ある戦闘BGM。

『おおおお、何だこの展開は!!』という驚きと感動とは別に、
とてつもない強さによって呆気なく屠られてしまった主人公パーティー……


つ、強っ!!!


アイテムなども駆使して死力を尽くしてみたが、一向に倒せず、
初めて敵の強さで挫折した瞬間だった。

幸いストーリーの本線とは関係なさそうだったので、
悔しいながらもそいつらは放置して先を進めることにしたんだけども、
その後もメキメキと強くなっていく主人公達。

クラスチェンジを果たし、
ナイト・スーパーモンク・白魔導士・黒魔導士といういかにも強そうなジョブ名と、グラフィックに。


ただ、強さはあまり変わっていない気もしたけど。

それから数々のダンジョンを制覇し、飛空挺を入手。

世界のすべてを回って、物語も大詰めでラスボスとの戦闘も間近に感じられるようになってきた頃……

改めて、エキドナとかのかつての強豪に挑んでみた。

…戦える!!

五分どころかそれ以上、以前はあんなに苦戦していたボスが余裕を持って倒せるようになっている……

この瞬間はRPGプレイヤーとして凄く快感だった。

数々のダンジョンを経て、いつの間にかこんなに強くなっていたんだという実感。

その勢いのままラスボスへ挑んだが、
さすがにエキドナ達よりは強かったものの、特別苦戦することもなく、撃破

わりと呆気ない気もしたけど、晴れてエンディングに突入することが出来た。

総じて、全体を通してそんなに抑揚は無く淡々としたゲーム進行だったけど、
昔のゲームと思えばかなり遊べた方だと思う。

戦略性の乏しさやストーリーの薄さは仕方ない。

あまり変に要素を追加しても別のゲームになってしまうので、これはこれで良リメイクだったと思う。

ゲームを楽しむというよりは暇潰しの感が強い面もあったが、
ファイナルファンタジーの元祖を知れる、
しかも安価でプレイできるという意味では価値のある一作だと思える。

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