ファイナルファンタジー(3DS)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

46.ファイナルファンタジー(3DS)レビュー・感想・評価

ファイナルファンタジー画像1

■タイトル:ファイナルファンタジー
■発売日:2015年1月21日
■開発元:スクウェア
■発売元:スクウェア
■定価:1,080円(税込)
■個人的ランク:C+

プロローグ・あらすじ

土、火、水、風の4つの力がさえぎられ、暗黒に包まれた世界。
人々は世界を救う「光の戦士」の伝説を信じ、待ち続けていた。

長い長い旅の果てに、
光の戦士の証である4つのクリスタルを手にした4人の若者がコーネリアの地へと辿りつく。
そのころコーネリアでは、かつてこの王国のナイトであったガーランドによって
セーラ姫がさらわれるという事件が発生していた。
戦士たちは、王の願いを聞き入れ、ガーランドが立て籠もるというカオスの神殿へと向かうことになった。
ガーランドを倒し、姫を取り戻した戦士たち。
王はその感謝の印としてコーネリアの北にある橋を修復させた。
失われたクリスタルの輝きを取り戻し、世界に再び平和をもたらすために、
戦士たちは橋を渡り、未知なる大地へと旅立つ。

本作の見どころ

ファイナルファンタジー画像2

  • ・ファイナルファンタジーの初作が美麗なドット絵で再構成。昔の味わいはそのままに、綺麗なグラフィックで楽しめる。
  • ・音楽も、原作の旋律はそのままにより豪華な楽曲に再構成。ボス戦の音楽なども盛り込まれ、より没入しやすくなった。
  • ・安価な購入価格。すべてがグレードアップしたファイナルファンタジーの元祖が、手頃な価格でプレイできる。
  • ・エクストラダンジョンや新ダンジョンの追加。原作の範囲にとどまらず、遊べる範囲が拡張された。

ファイナルファンタジーの総評

大元はファミコンの初期に発売された、物凄く古いRPG。そのリメイク版だが、第一印象が凄く良いゲームだった。グラフィックが原作と同じドット絵ながらも、変にリアル過ぎない原作のテイストを残したままグレードアップを果たしていて、ノスタルジックながらも綺麗で馴染みやすい、良いリメイクが施されていたと思う。音楽も原作の旋律はそのままに迫力ある豪華なサウンドで再現されていて、純粋に原作を忠実にパワーアップさせたという印象。時折挿入されたムービーも画質こそ一昔前くらいのクオリティなものの、FF1を盛り上げる要素としては十分。まさに改良。

ただ、原作が原作なので、遊びやすくはなったものの、作品として大きな感動は求められない。地道なレベルアップ作業が必要だったり、ストーリーやシステムが簡素だったり、大元は昔のファミコンのゲームなので、あくまで原作をより良いものにした、という印象にとどまる。

価格は安いが、値段相応の印象か。

ファイナルファンタジー(3DS)

スクウェア 2015年1月21日

■関連商品

ファイナルファンタジーI・II(FC)

スクウェア 1994年2月27日

ファイナルファンタジーの音楽

まず、一気に惹き込まれたのが通常の戦闘曲。元々ファイナルファンタジーシリーズの戦闘曲の中で、1作目はまったく良いと思っていなかったのだが、その印象がグッと持ち上げられたのが今作だった。原作にはなかったボス戦の音楽も後付けっぽい感じはあったが良い旋律。

個人的に好きな曲はラストダンジョンの音楽ラスボス戦の音楽くらいで、特別惹かれたものはなかったが、おどろおどろしいテイストのダンジョン曲やほんわかした癒される街の音楽など、全体的に安定した曲調の曲ばかりで、ゲームの良さが底上げされていたように思う。エクストラダンジョンに出てきた他作の戦闘曲もかなり良い改良が施されていて、聴き心地が良かった。ただ、豪勢過ぎて、素朴なFFの世界観には合わない気もしたが…

ファイナルファンタジーのシステム

敵との戦闘を重ねてレベルを上げ、買い物をしてキャラクターを強化し、おつかい的に世界のあちこちを回って物語を進めていく、基本的にオーソドックスなRPGスタイル。ランダムエンカウントでサイドビューの戦闘画面だが、ターン制でシリーズとしては馴染みのリアルタイム性は無い。

主人公は誰も喋らなく、一本道のストーリーはあるが、ストーリー性は昔のゲームだけあって薄い。ただ、飛空挺やジョブの存在など、シリーズで出てくる大半のシステムは1ですでにかなり築かれていて、下地がしっかりしているのが伺える。

難易度としては易しめな方で、しっかりレベルアップを重ねて進めれば、全滅したり行き詰まるような箇所はほとんど無い。ただ、エキストラダンジョンに関してはボスがかなり強く、やられてもゲームオーバーになることはないが、中途半端な強さで挑むとこてんぱんにやられてしまうことになる。

クリア時間も短く、普通にプレイしても15時間ほどでクリアできるボリューム。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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