44.バハムートラグーン(SFC)の展開
バハムートラグーンの展開
予め書いておくけども、バハムートラグーンの展開というよりヨヨの話が主体です。
まずキャラクターの名前付けから始まり、ストーリーパートが進行する。
敵が襲撃してきて、それを撃退するところからシミュレーションパートが始まるんだけど……
敵が四人しかいないんだが…
そんな人数で城を陥落させられると思っているのか!!
と思ったんだけど、1ユニットにつき複数人の戦隊で組まれていることをこの時知ったので、
実際は10数人いたことになる。
しかしそれでも少なすぎることに変わりはないんだけどね……
せめて1個師団(1万人くらい)は引き連れてないと…(シミュレーションRPG台無し)
基本的に、シミュレーションパートに関しては前半は大して抑揚は無く、
現れた敵を真っ向勝負で突進してバッタバッタとなぎ倒していく、の繰り返しで、特筆することは無い。
ただ、説明書ナシで知識ゼロの状態で始めたので
途中から分かったルールが結構多く、いかに最初何も知らず適当にやっていたかを思い知った。
まず、回復魔法は当然戦闘で使うことは出来るがフィールドのメニュー画面で使うことも出来て、
かつターンを消費しないので、MPがあれば自在にHPを回復することが出来る。
その代わり戦闘やフィールドでターンを消費して使用すると経験地が貰えるので、
それは使いどころ次第か。
さらに、このゲームは何かアクションを起こせば大概のことで経験値が得られる。
HP満タンでも回復をかければ経験値が得られるし、
誰もいないところで武器を素振りしても経験値が得られる。
不毛な攻撃のし合いはFF2を彷彿とさせるけど、
何もしないでターンを終了させるよりは何かしらアクションを起こした方がいい。
また、魔法の属性にはフィールドに影響を与える機能があって、
炎系であれば森を燃やしダメージフィールドに変えることが出来て、
雷系であれば橋や石像などのオブジェを壊すことが出来て、
氷系であれば川を凍らせて渡ることが出来るようにしたり、という若干戦略じみた要素が入っている。
ストーリーとしては、ヨヨが三大悪女の一人であるという予備知識を予め持っていながら見ていたので、
純粋な目で展開を見ることが出来なかった。
いかにもな展開の思い出の教会のシーン。
『教会を二人きりで訪れた男と女は将来必ず結ばれる』
『二人で入ってみる?』
『ウフフ…うそ…』
『まだ早いよね、私たち…』
『もう少し大人になって、その時も同じ気持ちで教会に誘ったら、また一緒に来てくれる?』
っかぁぁぁぁ、思わせぶりな!!
結ばれるのは今すぐじゃなく"将来"なんだろう?
なら早いも何も、気持ちがあるその時に入ればいいものを!
と野次を飛ばしたかった自分。
結局、ヨヨの言った通りにはならず、
ヨヨは心変わりをしてしまって一緒に教会に来る機会は潰えてしまったんだけども、
言ってしまえば『木綿のハンカチーフ』の男女逆バージョンみたいなものか。
ある時までは確かにあった二人の両想い、
それが相手が遠くに行ってしまって環境が変わり、心も変わってしまったという……
まあ、正直ここまではよくある話といえばそうかなと思う。
特に木綿のハンカチーフと違ってこの二人は同じ遠距離でも通信することも出来ず、
更に言えば将来を誓い合うような話をしたものの、付き合っているという形があるわけでもなく、
誰とどうしようが自由といえば自由。
ただ、ヨヨが悪女たる所以というか……
よくある話では無くなってしまうのが、ヨヨの想い人(今カレ?)が自軍に入ってきて、
ヨヨが二人のラブラブシーンをこれ見よがしに主人公に見せ付けてくるところ。
これは主人公の心中を考えるとキツい……!!
普通は主人公の気持ちを考えて、
戦争が終わるまでは他人のように接するとか、誰も見ていないところでこっそり愛を育むとか、
色々と振る舞い方を考えるだろう。
多分自分が主人公の立場だったらその場に居られなくて、
すべてを投げ出して別の道を歩みそう…
幸い、主人公の気持ちを描写するシーンやどこまでヨヨを想っていたかの描写は無く、
更に自軍の女性キャラの中にも主人公に想いを寄せる存在も居たので
どこまで主人公が精神的に追い詰められていたかが分からないようになっていたのは
救いの部分だったのかもしれないが…
ちなみにハッキリとした描写では無いが、
作中にヨヨの想い人とヨヨのベッドシーンっぽい表現が出てくる。
何てえげつないゲームなんだ。
というか戦艦の中なんて機械音や風切り音が凄いだろうに音漏れがするとか
どんだけヨヨはでかい(自粛)。
さて、ゲーム内容の話に戻ると、
前半は難易度的にそうでもないが、
後半、遠距離攻撃の砲台が現れ始めたあたりからちょっと難しくなってくる。
敵も回復系のキャラや特定の属性じゃないと攻撃が通らない敵が現れたり、
敵を新たに召還してそのターンのうちにこちらのすぐ近くまでワープさせてきたり、
闇雲に突進するとお陀仏してしまいそうなシーンがチラホラ現れてくる。
特に全滅まで追い込まれそうになったのが、
恐らくは作中で一番難しいステージと思われる『最終決戦』のステージ。
砲台の多さもさることながら、
中央に配置してある『はどうほう』をぶっ放してくる砲台がとにかく強大で、
HPにゆとりある1ユニットがたった一撃で壊滅させられてしまったりした。
召還魔法のバハムートを駆使して何とか砲台を撃破したものの、
すぐ近くにはボス格のキャラが二体もいて、
回復アイテムを沢山持っていたのですぐにはやられないものの、
こちらの戦力はガタガタでほとんど敵にダメージを与えられず、ジリ貧状態。
最後は何と、ボスを川で溺れさせて倒すというシュールな終わり方でクリアした。
ラスボスも結構な攻撃射程があって、やられてしまったユニットもいたけど、
最終決戦のステージほどは難しくはなかったな……
一回目のトライで無事にエンディングを迎えられた。
今作は本当にキャラクターの個性が強く、色々と思い入れのあるキャラもいたけど、
個人的にはアナスタシアとドンファンあたりが好きだったな。
主人公に一途に想いを寄せているということで、フレデリカもポイント高し。
タイチョーは後半なかなかにカッコいい姿を見せてくれたけど、
喋り方が気になって好きにはなれなかった……
センダックは戦力的にはいいけどダメだ、キモさが先行してしまう。
プチデビルは弱くてただ邪魔なだけだった笑
ヨヨは……初めからいなければ良かった、と言いたいところだけど、
戦力的には欠かせない存在だったから(バハムートを扱えるということで)
ほんと色んな意味で小憎らし!
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