43.ポケットモンスターX(3DS)の展開
ポケットモンスターXの展開
初めてのポケモン、スタート。
グラフィックはまずまずの綺麗さで、特別リアリティ溢れるわけではないけど、
世界観を考えるとこれくらいのテイストでちょうど良い感じ。
まだポケモンというものがどういうものかも分からず、現代風の自宅を出て、
言われるがまま目指すべき場所に目指すという感じだった。
そして、人生初のポケモンを手に入れることになる。
ハリマロンとフォッコとケロマツの三匹の中から一匹だけ選べたんだけど……
ハリマロン…可愛すぎる。戦闘用キャラクターというよりただのペットにしか見えない…
フォッコ…見るからに火を扱うキャラっぽいけど一番カッコ可愛い感じ。
ケロマツ…知的キャラ?しかしハリマロン以上にひ弱そうなので候補にもあがらず。
フォッコで決定!!
そのフォッコがまさか最後までスタメンの、
更に一番の超主力キャラになるとはその時は夢にも思わず……
それからハクダンシティというところに行くことになり、
お供のフォッコを引っさげて冒険を進めていくと……歩みが遅い草むらの中で突然バトルが開始!!
どうやらこのゲームはどこででも雑魚敵が現れるわけではなく、
草むらなど特定のフィールドにのみ現れる仕様になっているらしい。
そして道を突き進んでいくと、通りがかりの人が次々とポケモン勝負を挑んでくる。
普通の男の子や女の子から、おばちゃんにおっさん、ちっちゃい子どもまで!!
お前らどんだけポケモンにハマりこんでんだ!!
ちっちゃい子どもから大きな大人、老人達までポケモンで戦い合ってる世界……
シュール過ぎる気がしなくもないけど、そこを突っ込んだらゲームが成り立たないか(・∀・)
初めは何も分からず、ただポケモンを集めて強化しながらまだ見ぬ街を回るだけだったところ、
ハクダンシティのポケモンジムでジムリーダーと戦い、ジムバッジというのを手に入れてから、
すべてのジムバッジを集めるという一つの目的を得ることになる。
その時はまだフォッコと新しく仲間にしたピカチュウともう一匹の仲間、
三匹だけのパーティーだったかなあ。
ピカチュウは『ポケモンといえばピカチュウっしょ、こいつ仲間にしないと始まらないべ!』という
ビギナー思考の元、すぐに仲間採用決定したけど、
他の野良ポケモンと一通り出会ってても……
イマイチ『こいつ仲間にしたい!』と思えるようなカッコいいイケてるやつに出会えない……
フォッコ一匹で十分戦闘は成り立つので特に戦力が不足しているでもないし、
少数精鋭でそのまま突き進んでいた。
冒険の途中、フィッティングルームや服などが買えるブティックとかが現れたけど、
服を着替えたら何か戦闘能力が増すのか?と思ったら別にそういうことはなく、
ただの気分的な要素らしい。
ふーん……無視無視(・∀・)
最初から最後まで初期のTシャツ一枚で通してやらあ!!
冒険を進めていくと、次にやたらとでかいミアレシティというところに辿り着き、
プラターヌ博士とバトルしてフシギダネというポケモンをゲット。
その後、赤い髪のフラダリという男と会ったのだが、
その時から『何だか頭がカタそうなきな臭い男だなー』と思っていた。
それからコボクタウン、コウジンタウン、ショウヨウシティと回り、
全体マップの未踏地を少しずつ埋めていく。
フォッコはパワーアップしてテールナーとなり、
やたらとカッコ可愛いお姉さん風の風貌となったんだけど、性別を見るとこれオスなんだよな……
何だか実に惜しい気分。
基本的に、街を巡り、洞窟などのダンジョンを超えて次の街を目指し、
ジムがあったら挑戦してバッジを頂く……
流れとしてはこの繰り返しとなっているようだ。
ただ、その流れに一石を投じられて『んん…?』という感じになってきたのが……
フレア団が登場してから。
彼らとの戦いでは何やら独特の戦闘BGMが流れ、
その時は奇抜な音楽だなーくらいの印象だったんだけど、
だんだんとその音楽にハマっていく。
ラプラスのポケモンをゲットして彼(?)のスキルで水上を移動できるようになり、
バッジも四つ・五つと溜まってくる頃になると
だんだんとフレア団との接触が増えてきて、
彼らが今ゲームの悪役組織的な存在であることに気付いていくことになる。
ところで、冒険をしているとしょっちゅう友達のセレナからポケモン勝負を挑まれるんだけど、
会話の限りではライバルっぽい感じになっているんだけど、戦ってみると……
思いのほか弱い。
そのへんの雑魚敵と大差ないレベルなんだが……
そんなんで俺のテールナーが更に進化したマフォクシーを
屠ることが出来ると思っているのか。
毎回ことごとく打ち負かしていて、うなだれる彼女を見るとちょっと申し訳ない気持ちにもなってくる……
もう張り合うのはやめた方がいいんじゃ……という気にも(・∀・)
さて、バッジが6個や7個集まってくる頃になると
街→戦闘→ダンジョン→戦闘→街→ジム→戦闘の繰り返しが少々食傷気味になり、
早くジムバッジを集め終えたいと思うようになってくる。
そんな折、突如届いたフラダリからのホログラムメール。
ご乱心の内容。
遂にラスボスとの戦いなのか……と思い、ウェイターに襲い掛かられながらもフラダリのアジトへ。
すぐにフラダリとの戦闘に入ったんだけど、
フレア団の戦闘の音楽のカッコいいアレンジ曲が流れて
この時は気分が最高潮だった!!
さすがに今まで戦ったやつらの中では強さを感じたものの、特に誰がやられることもなく、打破。
多少味気ないかな、とは思ったけど……さすがにこれでエンディングではなかった。
彼がラスボスではなかったのね……
しかしストーリーは大詰め感が出てきて、秘密基地で再びフラダリと戦い、
伝説のポケモンという仰々しいやつとの戦闘を経て、そのゼルネアスも仲間にすることになる。
正直、スタメンの方がみんな強くてゼルネアスの出番はその後一回も無かったが……
それから、変な格好をしたフラダリとしつこくもまた戦い、
すべてのバッジを揃えてようやくラストの舞台、ポケモンリーグへ。
このポケモンリーグは長い長いダンジョンを経てようやく施設の中に突入し、
そして四天王との戦いをノー回復のまま連戦し、更にラスボスと戦うのだが……
正直、このポケモンリーグがゲーム中で一番しんどい箇所だった。
レベルが90近くを迎え、完全無欠だったはずのマフォクシーが
ちょっとした相性の悪さであっという間に劣勢に立たされる……
ごり押しが通じない展開で、この時ばかりは子ども向けゲームを超えたかなり辛口の難易度だったと思う。
ラスボスもラストにふさわしい強大な力を持つ面々で、回復も行ってきたのでかなり厄介だった。
何とか打破することが叶い、エンディングへ……
ラスボスが何の恨みも因縁も無い相手だったからか、
どこか淡白でカタルシスを感じない呆気ない幕切れだった気もするけど、
最後に戦ったAZとの一幕で一応の感動のフィナーレを迎えられた。
AZとポケモン、フラダリとのシナリオ展開はテーマとしてはなかなかに深く、
味わい深かったように思う。
ただ、総じてやはり良作ゲームの域は出なく、思ったよりはずっと楽しめた、という感覚に終始した。
一番の収穫はフレア団やフラダリ戦のBGMと出会えたこと、だったのかもしれない……
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