ポケットモンスターX(3DS)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

43.ポケットモンスターX(3DS)レビュー・感想・評価

ポケットモンスターX画像1

■タイトル:ポケットモンスターX
■発売日:2013年10月12日
■開発元:ゲームフリーク、クリーチャーズ
■発売元:株式会社ポケモン
■定価:4,571円(税抜)
■個人的ランク:B

プロローグ・あらすじ

冒険の舞台は美しい空と森の恵みにあふれた
星形のような不思議な形をしたカロス地方。
このカロス地方のアサメタウンに引っ越してきた主人公は
ポケモン進化の研究者であるプラターヌ博士と出会い、友達とポケモン探しの旅に出る。
様々なポケモンや人間との出会いを経ていくうちに
やがて強大な組織との戦いに巻き込まれてゆく…

本作の見どころ

ポケットモンスターX画像2

  • ・シンプルなストーリー構成で、サクサクとテンポ良く展開を進められる快適なゲーム性。
  • ・自分好みのポケモンに自分好みのスキルを持たせ、オリジナルの戦闘メンバーを育成できる。
  • ・過去作に比べ、新登場のポケモンに、新形式のバトル、全キャラが3Dモデルとなってビジュアル面も一新など、様々な新要素がある。
  • ・年代を問わず遊べる安定したシステムやゲーム設計。

ポケットモンスターXの総評

今作がポケモンシリーズの中で初めてプレイした作となるが、正直な感想、世界的に有名な大作だけあって、想像以上にガッシリした骨組みのゲームで楽しめた作だった。子どもを主なターゲットに作られているだけあって難易度は低めな方だが、王道的RPGスタイルのゲームにきちんと則っていて、雑魚敵を倒して経験を積み、キャラクターを強化させて強大な敵をなぎ倒していくRPGの醍醐味をしっかりと楽しめる。

悪とは何か、正義とは何か、ありきたりなテーマの中にも深みがきちんと作られていて大人でもそれなりに楽しめるストーリー展開だったのもさすが。サクサクと進められてあっという間に終盤に辿り着いた展開のリズムの良さも良かった。

ただ、基本ひたすら戦闘の繰り返しでストーリーの起伏には乏しく、良くも悪くもほのぼのとした一本調子の展開が続くので、やや作業感を感じた場面もあった。ラストの方もイマイチ盛り上がりには欠けるので、淡白に感じてしまった部分もある。とはいえ、全体的には良作で、しっかり練られた安定した作という印象。

ポケットモンスターX(3DS)

株式会社ポケモン 2013年10月12日

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ポケットモンスターXの音楽

全体的に明るく優しくゴージャスなテイストの音楽ばかりで、聴いていて聴き心地の良い名曲ばかりだった。

戦闘の音楽も勇ましさは感じるものの緊迫感はなく、優しげな世界観を崩さない旋律。その中で特にアグレッシブで聴き応えがあったのが、フレア団の戦闘BGMフラダリとの戦闘BGM。フラダリ戦はフレア団の戦闘BGMのアレンジで、それがまた一層聴き応えがあった。ポケモンでここまでハマり込む曲と出会えるとは思っていなかったので、これは凄く嬉しい点だった。

それ以外は特に鮮烈に残っているものはないが、どれも質は良いのでゲームを盛り上げる大きな要素だったように思う。

ポケットモンスターXのシステム

基本的な戦闘スタイルは主人公たちの持つポケモンと敵のポケモンの一対一での戦闘(たまに複数バトルもあるが)。武器や防具を購入してポケモンを強化するという概念は無いが、戦闘用のスキルをどれを身に付けさせるかを自由に選べて、そのスキルの敵との相性が戦闘の有利不利を大きく左右させるので、戦略性に富んだシステムとなっている。難易度は高くはなく、一つ一つの細かい戦いをコツコツとこなしていけば大概の敵には勝てるゲームバランスとなっている。ただ、ラストの方のボス戦はそれなりに難易度が高い箇所もあり、苦戦を強いられることもある。

ストーリーは一本道で、しっかりした話の展開もあるが、どちらかというと戦闘に重きを置いたゲームという印象。

UIは最初コツを掴むまで馴染みにくいところもあるが、慣れると扱いやすく、進められるテンポもサクサク。やりこみ要素がかなり強いが、単純にエンディングまでを目指すのであればクリア時間は一般的なRPGの中では短い方だと思う。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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