剣の街の異邦人 ~白の王宮~(XBOX360)の展開

41.剣の街の異邦人 ~白の王宮~(XBOX360)の展開

剣の街の異邦人 ~白の王宮~の展開

美麗なサウンドのオープニングを経て、キャラメイクから始まる。
こういうゲームではもはやお馴染みのものだけど、何度も何度もボーナスポイントを振り直し、
何とか満足のいく数値を得て、ゲーム開始。

謎のじじいが現れ、謎のダンジョンを経て外に出たら早速凶悪そうな魔物に出くわしたが、
突如現れたセーラー服姿の可愛い女の子に助けられる。

主人公より圧倒的に強く、可愛く、セーラー服の女の子、リウ……

待てよ、主人公の歳はリアルっぽさを演出するために24歳に設定したんだけど、
このリウがコスプレをしてるというわけではなくリアルに16~18歳だとしたら、
主人公とは歳が離れ過ぎで不似合いなんじゃ…
とかどうでもいいことを考えながら魔物(確かヒドラだった)と戦っていたら、
リウが毒を受けながらも何とか倒した。


それで、その後一緒に行きましょう、という話になったんだけど……

んん?
リウの声、声質が女子高生というより30代っぽい貫禄を感じるような……

グラフィックと全然合ってねえ。


ちょっとガッカリしながらも、また中ボスっぽい敵が出てきたので二人で戦ったんだけど、
あれ? 毒をくらってるリウのHPが…
これってちょっとヤバいんじゃ……


一番最初なので毒消しとか何も持ってないし、傷薬はすでに使い切ってるし、
下手したら最初の街に着く前に全滅してしまいそう!!


と焦っていたら……


本当にリウが毒状態のままお亡くなりになってしまいました。


当然、戦力外の主人公一人でどうなるものでもなく……

最初の街に辿り着くことすら出来ず、ゲームオーバー。


キャラメイクからやり直し…!


いやいやいや、
これゲームバランスおかしいだろ!!



せめてキャラメイクが終わって旅立つ時点でセーブポイントが欲しかったなあ。

だが始めたばかりで投げ出せないので、気を取り直してもう一度最初からプレイ。

今度はリウとの年齢差を考えて21歳から開始して(ちょっとはまともな年齢差のはずだ)、
魔物から毒を受けることもなく、最初の街に到達。

五人の仲間を作って、ようやく冒険開始!


まずは教練から始まるんだけど、これまた声が棒読みで感情移入がしにくいキョウの指導の下、
ゲームのプレイの仕方を覚えていくようになる。

どんな難しいゲームだろうと思っていたけど、
初めはわりと誰が死ぬこともなく淡々と進められていたかな、
雪と森の廟を突破し、陰の王宮廃者の谷にも足を伸ばして。


ただ、ここで初の全滅を体験することになる。

廃者の谷で遠くからやたらと正確に矢を飛ばしてきていたル・ヴィン!!

ただの人間が何で血統種なんだ…とは思ったけどこいつが異様な火力で、
まだ戦い方のコツを分かっていなかったこの時の状態では一蹴させられてしまった。

ある程度戦力を上げて戦い方のコツが分かってからはわりとあっさりと倒せたけど、
このあたりからだんだんと骨のある戦いになってくるようになる。

剣の街の異邦人画像3

ただ歩くだけで毒になる地下死街
灼熱のダメージ床がある灼熱の廟
水流で流されたり魔法が使用禁止の湖の廟など、
一筋縄じゃないかない造りのダンジョンが現れるようになったが、
特に印象に残っているのは地下死街かなあ。

ボスを倒したらそのままの流れで脱出の出来ないエリアに落とされ、
助けに来てくれたキョウが一緒に帰れなくなるというマヌケな展開になり、
セーブも出来ないままドラゴンと謎のウサギとの連戦。

「ドラゴンだぞォ!!あんなのは……誰がどうやっても……無理だって!」とわめき
戦意喪失をして腑抜けになっていたキョウが強く印象に残っている笑(上画像参照)

腑抜けてる暇があったらドラゴンと戦っているこっちを手伝ってくれ!!


行くところが分からず詰みかけたこともあった。
湖の廟の奥に行けば新たな血統種と戦えそうなんだけど、封印されていて行くことが出来ず、
結局は灼熱の廟のイベントを進めたら行けるようになったんだけど、
血統種を倒してもなかなかメインルートが進まない時は
何をしたらメインルートが進むのか分からない時もあった。


基本的なボスとの戦い方としては、神気スキルでまず身を守りつつ、
前衛は防御をしてやり過ごしている間に、後衛がハイキャストやマスターキャストを駆使して
マルチヒットマルチアボイドを鬼のようにかけまくって、命中率と回避率を可能な限り高める。
たまに補助効果を打ち消してくるやつがいるので、予めフォースガードをかけておいて予防する。
フォースガードを破られた次のターンは連続で補助効果を打ち消されることを避けるために、
『天竜の翼』を使用して先制攻撃でフォースガードをまたかける。
あとはダンサーの『剣を結ぶ歌』で士気ゲージを保持しつつ、
修羅 表式で敵の攻撃をかわしながらザクザク斬り込む……
という戦術で、大概のボスは撃破出来る。
後半になると一撃死を多用するボスも現れだしてくるので、
前衛には全員『守りの奥義』を覚えさせておいた方がいい。


ストーリー的にはご都合主義的な部分が多く、
暗い世界観のわりになぜか登場人物が若い美女ばかりだったりしていたが、
後半になるにつれ結構ドぎつく重々しい展開になっていく。
ここまでヘビーな展開になるとは思わなかったなあ、
淡白なウィザードリィのストーリー性とは違って良くも悪くもダークだった。

ラストの方になると敵も手が付けられないくらい強くなってきて、
何も対策をしないで挑むと一回の攻撃で1200くらいダメージをくらったり、
一撃死させられたりと無慈悲な攻撃を放ってくるので
前述したボスの戦い方のような対応策は必須となってくる。

最後の方はクライマックスのわりに何となくダレて、
最初の方のモチベーションは保てないままだったけど……

でも総じて、まずまずの良作だったように思う。

クリア時間はすべての血統種を倒したけど50~60時間ほどかな、
ガッツリプレイするにはちょうどいい塩梅だったけど、二周目をプレイするまでの気概は持てなかった。

BUSINが好きであれば、お勧め出来る一本。

  • 1
  • 2
Page top
▲