ペルソナ2 罪(PSP)の展開

40.ペルソナ2 罪(PSP)の展開

ペルソナ2 罪の展開

ゲーム開始、学校の裏門のようなところの会話からスタート。
結構ドット絵がきめ細かく描かれていて、グリグリ視点も回転し、ビジュアル的には好印象だった。

しかしまずは冴子先生という人を探しに行く展開になるんだけど、
「冴子先生ならあそこに行きましたよ」
「冴子先生はさっき二階の方に行きましたよ」
「あ、冴子先生なら三階に…略」


出た出た、古いRPGではありがちな人物を追い掛けていてなかなか会えない展開。

あれはドラクエ2のサマルトリアの王子探しが最初だったのだろうか。

普通走って追い掛けてればすぐ追いつくだろ!
と言いたくなるが、無駄に時間稼ぎをされたところで早速フィールドに出て冒険に出ることになる。

何故かラーメン屋で武器が買えるというシステムが驚いたが、
無理矢理ゲームと現実をくっ付けた感が……。

このあたりで、『噂』がこのゲームの肝となるんだなというのが分かってきた。
七姉妹学園でエンブレムを破壊するクエストが発生するんだけど、
破壊するシーンがちゃんとドット絵で表現されていたのが見事だったな。


基本的には、一つのマップのダンジョンを攻略し、
一通り終わったら次の地域のマップへ移動して新たなダンジョンにトライする、という流れ。

パーティーメンバーは一時的に離脱したりまた加わったり、
ということを繰り返すので、経験値を揃えることは出来ない仕様だった。

最初厄介だと思ったダンジョンが防空壕だったな……
なぜか毒やダメージ床が配置してあったので進みづらかった上に暗くて地形が見づらく、
さらに同じところをグルグル回っているだけなので
何かアクションを起こさないと無限ループするだけなのかと最初は疑った。

結構会話の中に選択肢が出てきたりするけど、展開が大きく変わるような選択肢は無いっぽい。

キャラクターはあのメンバーの中だと主人公は喋らないやつだし、
栄吉は唇の色がフリーザみたいだから嫌だし、
一番のお気に入りといったらギンコだったかなあ。
「ケッヘイ!」という謎の中国語?の口癖が印象的で、主人公好き好きな感じだったけど
栄吉との掛け合いが面白く、最終的には栄吉とくっつくんじゃないかと思ったほどだった。
舞耶は特に何の印象も無かった普通の女性だったが、
思ったよりずっと重要人物だったことをこの後で知る……。

ペルソナ2 罪画像3

ペルソナ2 罪画像4


ダンジョンは途中までは淡々とクリア出来ていく感じだけど、
途中主人公が一人になって仲間を一人ずつ回収して行かなければならない展開があったり、
だんだんとそのあたりから戦闘も含め難易度がシビアになっていく

空の科学館は広い上に制限時間があり、
ストーリー的にもドラマチックなものが控えていて結構な山場だった。

戦闘中は時間が経過しないのだけは救いだったな。

そして岩戸山
このあたりでまた更に難易度が上がり、結構な厄介どころだった記憶がある…。
暗くてまたも地形が分かりづらい上に、
いたるところに落とし穴があってドラクエ2のロンダルキアを彷彿としてしまった。
(さすがにあそこまで鬼畜な落とし穴ではなかったが…)
ダンジョンもかなり奥深かったので、制覇後はホッと一息な感じ。

蝸牛山カラコルはかなり終盤臭を漂わせていたが、
ところがどっこい話はまだまだ続いていたのでちょっと萎えたポイントだった…。

このあたりで出てくるロンギヌスは聖槍騎士団の音楽こそ良いものの、
二人だけで戦わなくてはならなくてかなり戦闘に時間がかかり、
なかなか敵が弱らないので気が遠くなるような戦いだった記憶がある。
この作の中ではかなりトップクラスの難所だった記憶が……

このあたりでは敵もバシバシ一撃死のスキルを使ってくるので
(特にコマンダーみたいなやつ)
出てくるたんびに緊張が走ったりしていた。

そこからラストまでは主人公達がかなりペルソナによって強化されていたので
あまり苦戦することも無く突破することが出来たが、
武器や防具の質よりもペルソナの質で戦闘難易度が左右される印象なので、
そこは気を払っていきたいところ。
自分は途中までまったくペルソナを意識していなかったので、
悪魔と会話をしたりはしていたものの新たな降臨はまったく行わず、
初期のペルソナだけで随分と引っ張ってしまっていた…。
途中から何もしないでも強力なペルソナが貰えたりしたので、おかげで大分冒険が楽になった印象だった。

正直、全体を通してメリハリには欠けた展開だったかな?
おつかい要素の強い展開で、街の人との会話で噂が新たな展開を呼んだりするシステムは新しかったが、
特にそれが楽しさに変わるような要素としては感じられなかったかなあ。

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