ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

38.ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)レビュー・感想・評価

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■タイトル:ゼルダの伝説 神々のトライフォース2
■発売日:2013年12月26日
■開発元:任天堂情報開発本部
■発売元:任天堂
■定価:4,800円(税込)
■個人的ランク:B

プロローグ・あらすじ

世界を恐怖と混沌に陥れた大魔王ガノンと、
七人の賢者たちの力を受けた勇者との激闘が伝説として語り継がれる地ハイラル。
この地に突如、ガノン復活を企てる司祭ユガが現れ、
七賢者の子孫たちを次々と絵画の中に封印してしまいました。
ユガの後を追うリンクが辿り着いたのは、ハイラルとはまったく別の世界。
その地はロウラルと呼ばれていて……
ユガに連れ去られた七賢者の子孫たち、そしてハイラルとロウラルの2つの世界を救うため、
リンクの冒険が今始まります。

本作の見どころ

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  • ・前作トライフォースと同じ舞台ながらも、グラフィックやダンジョン構成など一新。懐かしくも新しい造り。
  • ・壁の中を自由に移動したり、高低差を生かした謎解きなど、新しい謎解きの形が加わっている。
  • ・豊富なミニゲーム。2つの世界を冒険しながらも色々なサブ的な楽しみが盛り込まれている。
  • ・すれ違い通信でシャドウリンクとバトル。新しい戦闘の形が楽しめる。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2の総評

まずまず面白かった

グラフィックは良く、操作感も良く、馴染みやすい。前作とマップ構成はほとんど同じなので新鮮味は薄いが、それでもBGMやグラフィックの大幅な違いは大きかった。

ただ、出だしは良かったが、途中途中からポツポツと不満点が見受けられるようになってくる。まず大きなものが、アイテムレンタルシステムの不必要さ。あと、闇の世界の音楽が思いのほか良くなかったこと、ダンジョンの規模が小さめであっという間にクリア出来てしまうところ。ゲームオーバーになったのはゲーム中一回限りで、謎解きで詰まることもほとんど無かったので物足りない感があった。前作の硬派な雰囲気から比べるとかなり色んな部分でポップな作りになっていて、個人的には最後までそれがマイナス印象のままだった。

とはいえ全体的には手抜き感は感じずしっかり練られた作りにはなっていて、良作のうちには入ると思う。ラストの盛り上がりが結構良かったので、ひとまず好印象で終わることは出来た。ただ、個人的に神作の部類である前作や夢を見る島ほどの惹き付けまでには至らなかった。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2(3DS)

任天堂 2013年12月26日

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ゼルダの伝説 神々のトライフォース2の音楽

全体的にゼルダシリーズの雰囲気を踏襲したクオリティ高いサウンドばかりでなかなかの好印象。前作の音楽のアレンジや新しい曲が半々くらいで盛り込まれている。

ただ、良くも悪くも優しく穏やかでポップな曲調や効果音が多く、迫力が欲しい場面の曲の迫力不足は否めなかった。特にロウラルで使われていた闇の世界の音楽には正直ゲンナリしてしまった。それと効果音だが、リンクの声がやたらと子どもの声のように幼く感じた。声変わりもしてないんじゃないかと思えたほどで、世界を救う勇者という立場なのであればもう少し男らしい声にしても良かったように思う。

ゼルダの伝説 神々のトライフォース2のシステム

システムに関しては、良かった部分と悪かった部分が大きく分かれる。

良かった点は、動きがダイナミックになっていて見応えがあった点、操作性が良くてリンクを動かしやすかった点、世界のどこかに100匹隠れているというマイマイ探しが楽しかった点、壁画になるシステムが思いのほか面白くて様々なタイプの謎解きが楽しめた点、など。

ただ、悪かった部分が大きく、まずはアイテムレンタルシステムはまったくもって不要だと感じた。あのシステムのせいで新しいアイテムを得られる感動が薄れ、一つアイテムを得られるたびに新しく行ける場所が増えるという冒険感も無くなってしまった。序盤でほとんど万能になってしまうので、リンクが徐々に増強されていく楽しみも無くなってしまったのが痛かった。あとはダンジョンが短く、ボスもゴリ押しで倒せるほど強くなく、謎解きも特別は難しくないので良くも悪くもサクサク進められて終わらせられてしまう。もっとボスは強くてもいいと思ったし、謎解きが物凄く難解な隠しダンジョンがあってもいいと思った。お金もシャドウリンクと戦っていればあっという間に貯まるので、お金に困ることもお金を得る楽しみもほとんど無かった。前作の良さを踏襲するのであれば、硬派な作りであった部分も踏襲してほしかったように思う。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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