33.白騎士物語 ドグマ・ウォーズ(PSP)の展開
白騎士物語 ドグマ・ウォーズの展開
まず、マイキャラの作成から始まるのだが、これが無駄に細部まで作ることが出来る。
が、実際プレイしている時はほとんど遠距離でしかマイキャラを眺める機会が無いので、
細かく作りこんでもほぼ無意味……。
その後、物語の初っ端から重要な選択肢っぽいものが現れるが、
選んだ選択肢によって自分の戦闘スタイルようなものが決まる。
このあたりはまだどんな物語が・展開が始まるんだろう……と楽しみで、
もしかしたら本作の中で一番楽しかった時かもしれない。
少し進めると早速クエストが始まり、敵との戦闘が始まるのだが、
ゲーム性に慣れるためなのか比較的楽に敵を倒すことが出来て、難なく進むことが出来た。
それより驚いたのが変身システム。
ゲージが一定まで溜まると変身が出来るようになるのだが、
特撮ものさながら「変ッ身ッッ!」なんて主人公が叫ぶ。
そして謎の赤い甲冑にみんなが包まれて
ウォーミングアップなのか仲間が手をブンブン振り回すアニメーションが入り、
全員でギニュー特戦隊のように決めポーズを取ってからもう一度、
今度は全員で「変ッ身ッッ!」
(当ページの画像二枚目参照)
初め見た時は驚いたというより引いてしまった。
間違いなく特撮ものは意識されていると思うんだけど、
何故それをファンタジー世界が骨格のこの作で融合させようと思ったのだろうか……
その後、列車の中を移動出来るようになり、クエストを選択出来るようになるのだが、
初めのうちは大して苦戦したクエストは無かった。
『変ッ身ッッ』をすれば大概の敵は簡単に倒せてしまうので、
あとはいかに変身前にやられることなく変身に持ち込めるか……を気にしていた程度だった。
ストーリーは章仕立てになっていて物語の重要な区切りごとに章で分けられているのだが、
ゲームの流れはまったく変わらず、いつでもただひたすら敵を倒してクエストをこなすのみ……
なのでここで展開について書くことは特にないのだが、
苦戦した場所を挙げるなら、まずは二章のラスト。
まさかボス戦が連戦になるとは思わず、力を使い切って戦っていたので
最後現れた黒騎士はかなり苦戦して、残った力を振り絞って何とか倒した形だった。
他は、蛇巨人ドルングが現れたクエスト。
こいつは雑魚敵のわりにデンとした巨体をしていてボス並の強さがあり……
それでいて何体も出てくるので、
初めはこのクエストは時間切れにて達成に失敗してしまったほどだった。
正直、ラスボス戦より苦戦したクエストだった。
他は特に特筆するべきこともなく、アンヴィエッタという美女ヒロインがいるにも関わらず
特に恋愛的な展開になるでもなく、
ただひたすら四人がかりで一匹の敵を囲んでボコスカ殴るという
無骨な展開が頭に残っただけだった。
アクションでもいい…… ストーリーでもいい…… グラフィックでもいい……
何か一つでも魅せてくれる材料が欲しかった。
最後に、何が『白騎士物語』なのか、それすら謎のまま幕を閉じた一作だった。
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