ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(3DS)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

32.ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(3DS)レビュー・感想・評価

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■タイトル:ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち
■発売日:2013年2月7日
■開発元:アルテピアッツァ
■発売元:スクウェア・エニックス
■定価:6,090円(税込)
■個人的ランク:B+

プロローグ・あらすじ

エスタード島と呼ばれる魔物のいない平和な小さな島で
主人公と城の王子キーファが“禁断の地”と呼ばれる神殿を好奇心で探検し始めたことから全ては始まった。

主人公たちはふしぎな石版のかけらを発見し、
その後彼らと同じ幼馴染のマリベルの3人で、神殿のひとつの台座の石版を完成させる。
するとまばゆい光が彼らを包み込み、
気付いたら3人はなぜか魔物の徘徊する闇に包まれた見知らぬ島にいた。

その島で、ある大きな問題を抱えていた村を救い、旅の扉からエスタード島に戻ると
エスタード島のすぐ北、元々何も無かったはずの場所に新たな島が出現。

そこは何とつい先ほど冒険していた魔物の徘徊していた島に瓜二つだった。

何故何もないところから島が出現したのか?
その島は魔物がいた島と同じ島なのだろうか?
三人は偶然にも世界の秘密に触れることになり、
そして世界全てを巻き込んだ大冒険に身を投じることになる……

本作の見どころ

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち画像2

  • ・元々あったPS版を大きく改善、グラフィックやアクションの臨場感が遥かに豊かになった。
  • ・音楽にはオーケストラ音源を採用、美しいサウンドで重厚なシナリオを更に彩り豊かにさせた。
  • ・ドラクエシリーズの中でも屈指のシナリオのボリュームで、様々な出来事、そして広がりのある冒険を楽しめる。
  • ・移民の町・カジノ・福引所・モンスターパーク・すれ違い石版、お楽しみ要素も満載。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たちの総評

ドラクエシリーズの中では、ロトシリーズとも天空シリーズとも異なった内容となっているが、シナリオが様々な短編物語をオムニバス形式にして集合させたようなスタイルになっているので、異彩を放っている。そして、ストーリーの質が、鬱っぽいものや負の印象があるものが多い。魔物が単純な物理的な破壊だけにとどめずあの手この手を使って人間を滅ぼそうとしてきたり、人間同士でもトラブルを抱えて自滅の道を進もうとしたりするので、魔物・人間共にこれまでの作よりも陰湿性が加えられた印象があった。

異彩を放っているのはシナリオだけではなく、どこか庶民的な主人公達、かつてないほど長いプレイ時間、石版探しの旅など、色々と特徴的な部分が多いが、全体的には短編集的な造りで、そういった意味では一本の大きなストーリーの軸というものがあるわけではなく、シナリオが長過ぎて間延びした感じがあって大きな起伏も感じられなかったので、どこか印象の薄い作だった。

ただ、そんな中でもボリュームが多い分、様々な人間模様やドラマが展開されていて、中には印象的だった話もポツポツと見受けられ、今回3DS版になって音楽の質が飛躍的に上昇したので、ドラマ性はPS版に比べて遥かに高く感じられた

一つ一つ新たな島に訪れる度にバラエティーに富んだストーリーが展開されるので、結果、世界中を冒険しながら「次はどんなストーリーが待っているのか」と期待しながら楽しめた部分が大きく、数々の印象深かった出来事をまとめて一つの作として考えると、総合点としては良かったように思う。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(3DS)

スクウェア・エニックス 2013年2月7日

■関連商品

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち 公式ガイドブック3DS版(書籍)

スクウェア・エニックス 2013年3月7日

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たち(PS)

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ドラゴンクエストVII エデンの戦士たちの音楽

基本的にPS版をベースにした音楽を東京都交響楽団が演奏したオーケストラ音源仕様に変えたものだが、個人的には大成功の改良だと思っている。

特に好きな曲が、街の音楽の『憩いの街角』や、村の音楽の『のどかな家並』、そしてハーブ園を思い出す『やすらぎの地』などの街のテーマで、物語の一つ一つのエピソードがあいまって温かながらもどこか寂しげで切なく響くのが印象的。他も過去の世界のテーマ『失われた世界』や絶望感しか湧かない『哀しみの日々』など本作は負のイメージが強い曲が多いのが印象的で、戦闘曲など派手な音楽が目立ちやすいRPGの中では珍しい作だと思える。

3DS版をもってして改めて訴えかけるが、本作の良さを一番引き出していた要素がこの音楽であり、ドラクエシリーズの中でも屈指のクオリティの高さを誇っていると思う。

ドラゴンクエストVII エデンの戦士たちのシステム

まずPS版との大きな違いは、カメラアングルがググッと下がって地上に近くなり、より臨場感が増したこと。ただ、アングルによっては主人公達が建造物に隠れてしまって見えなくなってしまう欠点がある。

あと戦闘がシンボルエンカウントとなり、移動画面上で魔物の姿が見えて接触すると戦闘に入る形式なので
意図的に戦闘を避けたり突入したりすることが出来るようになった。

もう一つ、PS版ではとにかく見つけ出すのが困難だった石版を探しやすくするためシステムとして「石版案内人」という存在が加えられたり、メニュー画面に「つぎのせきばん」というコマンドが加えられたのが大きい。これによって、次行く場所がどこかを悩まされるシーンが圧倒的に減った。

他は360度視点が回転させられたり仲間と会話することが出来たりするこれまでの新しいドラクエシリーズのシステムを踏襲しており大きな変更点は無く、クリア時間が50時間以上は要するボリュームの大きさもそのまま。ゲームバランスの良さはそのままに、音楽が改良されたり、全体的に底上げがなされていてプレイしやすくなっている。すれ違い通信を利用した要素としては「すれ違い石版」なるものがあって、他のプレイヤーと手持ちの石版を交換することが出来るシステムがある。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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