ファンタジーライフ(3DS)の展開

31.ファンタジーライフ(3DS)の展開

ファンタジーライフの展開

まず、自分のアバターを作るところから入る。

色々とパーツを組み合わせて作るのだが、やたらと風変わりなパーツが多く、
整った顔立ちのものでまとめるとかなりパターンの数は限られるので、
そのあたりもっとバリエーションが欲しかった。

そして自分のライフを決めて、物語のナビゲーターとなるチョウチョを連れて話が展開されていくのだが、
本ゲームでやれることは大きく分けて
『チョウチョによるメインストーリーの進行』・『ライフのクエスト進行』・
『街の人にお願いされるクエストの進行』
の三つ。
これら三つはどれも数え切れないほどのボリュームがあり、
最初はどれから手をつけたらいいものかと面食らうことと思う。

どれに手を付けるのも自由なので、本当に自由度が高く、
一心不乱にメインストーリーだけ進めることも出来ればライフだけに集中することも出来る。


ただ、なぜそういう仕様にしたのかは分からないが
ある程度メインストーリーを進めないと他の街や遠くの地方へ行けないという仕様になっており、
素材集めが出来ない等の理由でライフの育成がある段階でストップしてしまうので、
ライフを極めようとするならどうしてもメインストーリーは進めなくてはならない。

せっかくの自由度の高さなのだから、
そこはメインストーリーとは関係なく他の地方にも自由に行ける設定にしてほしかった。

ファンタジーライフ画像3

ライフは全12種類あってそれぞれ趣が異なる。
鍛冶屋や大工などの生活職はちょっとしたミニゲームのようなものをこなして
素材を加工したりすることになるのだが、
このミニゲームの形式がどのライフでもほぼ同じで、特に個性はなく、そこはマイナス点に感じた。

木こりや採掘師に関しても、切り方や掘り方に関して使うボタンや要領はほぼ同じで
木を切るか石を掘るかの違いだけ、のような感じだったので、
そこはもっとそれぞれ個性を出してほしかったなと思う。

ただ作業自体は単調ではなくちょっとしたコツやテクニックが必要で、
やり方次第で良い物が作れたり一般的なものになったりと差が出来るので、
成果を突き詰められてわりと飽きることなく楽しみながら続けられる。


ストーリーは天然キャラのチョウチョが良いムードメーカーになっていて、
ユーモラスな展開が多いのでプッと吹き出してしまったりしながら、
終始ほのぼのとした感覚のまま展開を楽しめた。

本当だったらシリアスで重い話になりそうなところでもなんだかんだポップな感じでまとめられていて、
優しい展開に余念は無い。

ラストの方はあっと驚くファンタジールの造りの話に及んでいき、
その頃になると多少シリアスな展開も入るようになるが、
見ていて不快になるような描写は最後まで通してほぼ無かった。


戦闘に関しては砂漠のあたりまで来ると生活職だけの戦闘能力では戦うのが厳しくなってくるが、
基本モンスターからは逃げっぱなしでも何とかやっていけるような造りにはなっているので
ストーリーが詰まることは無い。

ライフにはそれぞれランクがあり、みならい→かけだし→いっぱし→たつじん…と
だんだん上がっていくのだが
すべてを極めようとするととても100時間そこらでは足りないくらいのボリュームがあり、
やり込み甲斐がある。


最後に、本作では色んなファンタジールの人間を旅の仲間に加えられるようになるのだが、
中には「おいおいあなたが加わってもいいのか!」というような
見て驚く人もいる。


でも個人的にはキャラクターと声萌えだったモニカしかほとんど入れていなかった。

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