デビルサマナー ソウルハッカーズ(3DS)の展開

30.デビルサマナー ソウルハッカーズ(3DS)の展開

デビルサマナー ソウルハッカーズの展開

初めに探索するダンジョンはビジョンクエストという、
何と知らない人の身体の中に自分の意識が入り、
その人のキャラを操作して先に進む
という初っ端から斬新な展開。
その他人のキャラはそこそこ戦い慣れていて、すでに仲魔もいるので、たいした苦戦はなく先に進める。
そのダンジョンのアルゴンNSビルは
もういきなりガンガンに古き良きメガテンテイストのサウンドが流れ、
掴みはOKな感じだった。

その後ネミッサが仲間に加わるのだが、
スプーキーから話される質問の答え方によってネミッサの覚える魔法のタイプが変わるらしく、
自分は氷結タイプになった。
あまり使い勝手は良くないようだったのだが、速さを高めてある程度先制攻撃を出来るようにさせたので
ブフ系の魔法で敵を固めて倒すというやり方で進めることが多かった。

それから少し進めると天体博物館に行くことになるのだが、
そこで出されるクイズが解かないと先へ進めないつくりになっていて、
クイズの答えは途中出てくる情報で
ある程度予備知識を仕込んでおかないとならなかったので、少々面倒だった。

難易度は高めにしてプレイしていたのだが、
敵からのダメージが結構でかいような気はしていたが、進むのが困難なほどの難しさはなく、
特につまづくこともなく先に進めていた。


だがそんな折、ついに訪れた最初の壁が、二つ目のビジョンクエストでの……レイ・レイホウとの戦闘。
初めは普通に戦っていたつもりだったのだが、
向こうが放ってきた高等魔法の『マハラギオン』
何と一発で主人公が死亡、ゲームオーバー。

なにっ……?!と思って再戦を挑むも、
マハラギオンの威力は強大で、再びやられてしまった

実はこの戦闘は相手に勝てない戦闘で、ひたすら敵の攻撃を耐えれば先へ進めるようになるのだが、
確かにとても勝てる相手ではなかった。
敵がマハラギオンを使ってくる回だけ主人公を防御させ、
とにかく主人公だけは殺させないようにさせて何とか突破出来た。


その後も数々のダンジョンを訪れることになるのだが、
一つ一つのダンジョンはそう長くはなく、BGMもそれぞれ異なるもので、テンポよく先へ進める。

このゲームは主人公の性格付けは特に無いようなのだが、
召喚できる仲魔はロウ側かカオス側かに限られていて、
自分は主にカオス側の仲魔をよく使っていた
程々に仲魔を召喚してもマグネタイトはグングン溜まっていくので、
中盤以降はお金とマグネタイトに困ることはまったく無かったように思う。

ちょっと攻略が面倒臭く感じられたのがホラーハウスで、
このあたりからダンジョンの広さがかなりの規模になっていくので
それに応じて攻略時間もかかるようになってきた。

デビルサマナー ソウルハッカーズ画像3

自分が特に重宝して長く使っていた悪魔はタルカジャ持ちのギャリーベガー
丸かじりの威力が凄まじいイルルヤンカシュ、虚空斬波を使うムールムール
ヒートウェーブを使うヴァルキリーあたり。
特に丸かじりは全体攻撃で雑魚敵すべてを一瞬で食い尽くせるほど
高威力なので、HPの消耗は大きいが重宝した。

本作は、ハンマ系が効く敵が多く出現したり、
ボス戦ではタルカジャ・ラクカジャ・スクカジャなどの
能力を高めるカジャ系の魔法を持つ悪魔が重宝するので、
そういった意味でタルンダ・ラクカジャ・破魔の雷光を使うゲンブ
イナズマ突きやハマオンやラクカジャを使えるショウキも重宝した。

基本的に攻撃は前衛の獰猛な肉弾戦悪魔を置き、
後衛にヒロインや補助系の魔法を使う悪魔を配置すると安定する。


ストーリーとしては、悪魔がうようよ徘徊している中を普通に従業員が歩き回っていたり
悪魔と戦う力のないシックスやランチなどが
どうやってダンジョン内を行動しているのかとか変に思う点はあったが…
フルボイスの力もあるのか概ね感情移入はしやすく、世界観に入り込みやすかった。


キャラクター達は、みんな個性があるものの、
スプーキーズのメンバーはどこかヒネた性格のキャラばかりだったので
一番好感が持てたのはリーダーのスプーキーだったかな。

ヒトミがネミッサに変わったのは「雰囲気が変わった」なんてレベルじゃない
明らかにおかしな点だったので、
それをスプーキーズがさほど疑問にも感じず
最後までネミッサの存在を疑わないままだったのはおかしく思ったが……

ビジョンクエストはすでに亡くなっている者の過去の意識に入り込むので、
その先に必ず死が訪れることを知りながらその人になりきってプレイするのは
何とも切なくて妙な感慨が湧いたりもした。

最後の方になってくると雑魚戦・ボス戦共に難易度がかなり高くなり、
初見での突破も出来なくなってきたりしたが、
ラスボスは何とか初回で倒すことが出来た。

ラストの方のダンジョン天海モノリスカテドラルを思い起こすほど大きなダンジョンで、
大分そこで時間を割いてしまっていたように思う。

雑魚敵はムド系魔法を使ってくる敵が凶悪で、
まあそれは呪殺系を防御する防具を装備すれば問題はなくなるのだが
虚空斬波などの強力な技を使ってくる敵は恐ろしく、
一発で味方が全員瀕死のピンチに陥ったりしたこともあった。


最後に、主人公とヒトミの仲があっさりしたままで終わってしまったところは、何となく物足りなかったな。
幼馴染という設定みたいだけど、
主人公のことを『君』と呼ぶ点含め、最後までどこか他人行儀っぽい感じだった。

  • 1
  • 2
Page top
▲