エンド オブ エタニティ(XBOX360)の展開

27.エンド オブ エタニティ(XBOX360)の展開

エンドオブエタニティの展開・攻略

物語は最初から最後まで通して、
ヴァシュロン・ゼファー・リーンベルという三人の男女を軸に展開していくことになる。

冒頭から壮大なオープニングムービーによって幕が開き、
一つのシナリオを与えられて進められるようになるのだが、
まずは物語を進めるより先に世界観のすべてに馴染まなくてはならない
序盤や中盤の進行の仕方によって、それ以降の難易度や楽しみ方がガラッと変わってしまうからだ。

ここではいかにエンドオブエタニティを楽しむかを自分の経験を通して記述していこうと思うが、
重要な点は
・アイテムはなるべく浪費せず大事に使うこと
・銃のカスタマイズに気を配ること
・敵は溜め撃ちで倒すこと


これに尽きる。


まずなぜアイテムは大事に使った方がいいのかというと、
使い勝手のあるアイテムは合成でしか作れないので
素材が必要になり、あまりアイテムを浪費すると後半素材が足らなくなって合成が出来ず、
アイテム不足に陥ってしまうからである。
後半になればなるほどアイテムの重要性が増していくので
あまり無駄にバンバン使わないよう心掛けておいた方がいい。

銃のカスタマイズはこれもうまく出来るようになると、後半敵が強くなってきた時に生きてくる。
レベル上げや戦闘慣れも大事だが、
なにより武器が強くないとゴリ押しでは進めない場面が多々出てくるので、
そんな時に武器が弱いからとアイテムを駆使したらそれこそアイテム不足に陥ってしまうので、
武器のカスタマイズは必須なのである。

実際、武器は少しでもカスタマイズすると敵との戦いやすさは劇的に変わってくる。
カスタマイズ画面では銃自体も上下左右に移動させられるし
(自分はこれができることを最後の方まで知らなかった)、
パーツは例え銃口が下を向いていようとも強化したことになるという謎仕様なので、
とにかく画面が全部パーツで埋まるくらい、やたらめったらくっつけていくようにすると良い。

銃の強さには様々なステータスがあるが、
特に気にかけたいのが『チャージ速度』『チャージ加速度』の二つ。
そしてそれはハンドガンじゃなく、マシンガンの方を重点的に強化すると良い。

なぜかというと、このゲームはマシンガンを使ってスクラッチダメージで敵の体力をガンガンに削り、
それをハンドガンを使ってダイレクトダメージ(確定ダメージ)にするという
二つの武器を使って一つのダメージを与える形式なのだが、
スクラッチとダイレクト、どちらかというとスクラッチの方が重要だからである。

ハンドガンのみだと敵の体力は一桁台などでしか奪えず、
敵のHPは1000を超えるものも普通に出てくるので、それだけでは倒せない。
マシンガンを使うと三桁台のダメージを与えたりは出来るのだが、
マシンガンによるスクラッチダメージだけでは敵を倒すことは出来ず、
ハンドガンの攻撃によってスクラッチダメージをダイレクトダメージに変換する必要が出てくるのである。

どちらかだけでは敵を倒せず、両方使ってようやく倒せる形式なのが本作の特徴の一つなのだ。

それで、まずはマシンガンによって大量スクラッチダメージを与える必要があるのだが、
それに必要なのがゲージを溜める溜め撃ち
レベルが低いうちはたいしてゲージを溜めることは出来ないが、
いくらマシンガンとはいえゲージを溜めずに攻撃しては
たいしてスクラッチダメージを与えることは出来ないので、
前述した溜め撃ちが中盤以降は重要になってくるのである。
そしてその溜め撃ちをするのに大事なのが銃のカスタマイズ……
『チャージ速度』『チャージ加速度』の二つなのである。


これを知っているかどうかで後半の進みやすさは劇的に変わり、楽しみ具合も物凄く変わってくる。

正直自分はこれをかなりの後半になるまで知らなかったので、
微妙な銃のカスタマイズでたいした溜め撃ちもしないまま
アイテムを浪費しながら何とか進めていた感じだったので、進めば進むほど戦闘が難しくなっていき
苦痛にまで感じてしまい、楽しみきることが出来なかった。

前述したことをもっと早く知っていれば、恐らくこの作の評価はまったく変わっていたように思う。

エンドオブエタニティ画像3

この作のマイナス点なのだが、
どうもストーリーにせよシステムにせよ、親切さが足りないように思える。

上手い戦い方が序盤のうちで分かるような説明があれば人によって楽しみ方のバラつきは出ないはずだし、
特に戦闘が長くて戦闘シーンに重きを置いたこのゲームなら、
そこを快適に楽しめるような措置は必須だったように思える。

ストーリーも『分かる人だけ分かればいい』というような、
分かりにくくて投げっぱなしで自己満足止まりを感じるような作りになっていて
ユーザーが置いてけぼりにさせられていた感が感じられたので、
もっと感情移入がしやすいよう分かりやすさを盛り込んで欲しかった。

戦い方に慣れるのも重要だが、それは闘技場に行ってちょっとしたチュートリアルがあるので、
それを使ってじっくり馴染むまで何度もトレーニングに励めばいい。
正直、インビンシブルアクションは使うシーンは多々あるが
レゾナンスアタックはさほど使わなくても先に進める。


展開としては、個人的にまず4章の女神像の護送ミッションが難関だった。
敵が腹が立つほど像を狙ってくるので、早い段階で敵を一掃しなければならない。

その次の7階層のワインを持ってくるミッションも結構苦戦した覚えがある。
ダンジョン自体長かったが、その時はエスケープヘキサという脱出用アイテムの存在を知らなかったので、
無理やり自力で戻って脱出していたのが悔やまれる。

そして、最も辛かったのは11章のラガーフェルド戦だったかもしれない。
ゼファー一人で戦うのだが、ゴリ押しではほぼ100%倒せず、初見で倒すのもほぼ不可能な相手だと思う。
自分は初見どころか何度殺されたことか……音楽や敵の声がトラウマになるほど何度も繰り返し戦って
ようやく敵の動きのクセを見つけてコツを掴んで倒したという感じだった。
普通に攻撃したらまずカウンターが来る上に攻撃自体当たらないので、
遠くに逃げて、遠くに逃げたら必ず敵は剣を飛ばしてくるので
その隙を突いてインビンシブルアクションで突撃しながら攻撃して、という感じだった。

ヴァシュロン一人で武装ヘリと戦うミッションも辛かった。
一人で戦う場合ハンドガンとマシンガンの両手持ちで両手が塞がるのでアイテム類を持つことが出来ず、
それも苦戦要因だったように思う。


進めることにおいて重要なことはほとんど前述したが、
もう一つ、色付きのエナジーヘキサの使い方はよく考えて使った方がいい。
ターミナルと連結してターミナル効果をダンジョン等に繋げることで
そのダンジョン内でターミナル効果の恩恵を受けながら戦うことが出来るようになるのだが、
『経験値1.5倍』になる効果は大事なので、出来るだけそれを最優先に繋げた方がよい。
チャージ速度二倍等は敵の速度も二倍になるので諸刃の剣。

自分はクリアレベルが110、クリア時間が85時間くらいだったが本当にこのゲームは苦戦して、
途中間を空けて一年ほどの期間を費やしてようやくクリアしたゲームだった。
しかし光るものがあったのは確かなので、不満点を解消した続作が現れたら是非プレイしてみたい。

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