The Elder Scrolls V : Skyrim(XBOX360)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

22.The Elder Scrolls V : Skyrim(XBOX360)レビュー・感想・評価

The Elder Scrolls V : Skyrim画像1

■タイトル:The Elder Scrolls V : Skyrim
■発売日:2011年12月8日
■開発元:Bethesda Game Studios
■発売元:ベセスダ・ソフトワークス
■定価:7,980円(税込)
■個人的ランク:S

プロローグ・あらすじ

帝国タムリエルは窮地に立たされていた。
Skyrimの王は殺害され、王位継承のために同盟が形成されていった。
内紛が起こる中、長い歳月閉ざされていたElder Scrollsへ通じる道がタムリエルへと開かられ、
太古の邪悪な生物たちが蘇った。
Skyrimの未来は、唯一ドラゴンに立ち向かうことのできる救世主"Dragonborn"が現れるという
予言を待ち望みながら、生死の淵を彷徨うしかなかった……。

本作の見どころ

The Elder Scrolls V : Skyrim画像2

  • ・まるで実際に人が生活しているかのような臨場感があり、リアリティを感じながら冒険気分を楽しめる。
  • ・山に登れ水中に潜れるなど自由度が高く、緻密で細部まで表現が行き届いた質の高いオープンワールド。
  • ・内容が凝ったサブシナリオが多く、本編をおろそかにしてしまうほどサブシナリオにのめり込める。
  • ・基本アクションゲームでありながらRPGの要素がしっかりと盛り込んであり、キャラクターの育成も奥深い。

The Elder Scrolls V : Skyrimの総評

初めてプレイしたオープンワールドRPGだが、まずグラフィックの綺麗さに驚いた。キャラメイクでは作れる幅が限られていて思った通りの外見のキャラは作れなかったものの、一人称視点で鮮烈で印象的なオープニングから始まり、一気に物語に引き込まれた。ドラクエを代表する中世の欧風ファンタジーRPGがそのままリアルタッチのアクションRPGになったような印象で、まるで自分がその世界に入り込んだかのような現実味が感じられる。

次に特筆すべきは恐るべき自由度の高さ。山に登り、水中に潜り、縦横無尽に走り回れる広大な世界が用意された中で、行く先々や自分の生き様を自分で自由に決めることが出来る。そしてリアリティの高さも素晴らしい。日が昇って日が沈む時間の経過の中では街で生活している人々が仕事したり、家に戻って就寝したりと、本当にその街で生活しているんだと思わせてくれるようなリアリティがある。

正直、この世界を味わい尽くすには時間が100時間あっても200時間あっても足りないかもしれない。しかしそれだけの時間を費やしてものめり込んでしまう魅力がこのゲームにはあり、2012年現在このゲームは一種の究極のRPGとすらも言えるかもしれない。ただ、このゲームを作ったのは海外のメーカーなので、その独特の洋ゲーの雰囲気には好みが分かれるところかもしれないが。

The Elder Scrolls V : Skyrim(XBOX360)

ベセスダ・ソフトワークス 2011年12月8日

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The Elder Scrolls V : Skyrimの音楽

オーケストラ調の音楽で主旋律が分かりづらいのでピンポイントで印象的だった曲はないが、全体的にどれも壮大で迫力があって映画のようなスケールを感じる曲ばかりで引き込まれる。The Elder Scrolls V : Skyrimのメインテーマにもなっているドラゴン戦の曲は力強いコーラスが雰囲気を盛り上げて聞き応え抜群。

ただ、世界観を反映しているのかどれもやや暗く、重々しい雰囲気の曲が多い。

個人的には純粋なBGMとは異なるが酒場で吟遊詩人が歌う『乾杯をしよう若さと過去に』という歌詞の『迫害の時代』という曲が好きで、夜な夜な酒場に訪れては街の人と共に松明の火が揺れる暗がりの中しんみりと聞いていたりした。

The Elder Scrolls V : Skyrimのシステム

色々と細部まで作りこまれており、装備を変えたら見た目が変わったり、物を拾ったらその重みで走るのが遅くなったりするのはもちろんのこと、武器の強化やアイテムの合成が出来たり、通りすがりの人を殺して金品を奪ったり、殺した人の身体を引っ張って川に流したりすることも出来たり、街の人を攻撃したり、馬に乗ったり、本を読んだり、自分の家を買ったり、特定の人物と結婚したり、人の家のものを盗んで衛兵に捕らえられたりなど、可能なことや起こりうる要素はとにかく幅広い。そして操作性も良く、ショートカットボタンやファストトラベルなどのシステムもあるので、世界は広大だが不自由なく世界を動き回れる。

ただ、一人称視点・三人称視点の変更は可能だが、慣れない人は一人称視点だと画面酔いをするかもしれなかったり、街に入ったりダンジョンに入ったりするのにかなり長いロード時間が入ったりしてしまうマイナス要素もある。そして戦闘は同じオープンワールド製RPGのドラゴンズドグマに比べて単調で、出来る動作には限りがあったり、世界観が全体的に暗めで洋ゲーの雰囲気が思い切り表面に出ているので、純粋に作に対して好みの有無はあるだろう。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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