真・女神転生 STRANGE JOURNEY(DS)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

19.真・女神転生 STRANGE JOURNEY(DS)レビュー・感想・評価

真・女神転生 STRANGE JOURNEY画像1

■タイトル:真・女神転生 STRANGE JOURNEY
■発売日:2009年10月8日
■開発元:アトラス
■発売元:アトラス
■定価:6,279円(税込)
■個人的ランク:A

プロローグ・あらすじ

21世紀初頭、南極に突如として出現した「シュバルツバース」と呼ばれる謎の巨大空間。
あらゆる物質を飲み込み、拡大を続ける超常現象の脅威になす術は無く、事態を重く見た国連は、
シュバルツバース内部に有人探査機を送り込む最終プラン「シュバルツバース調査隊」を設立させる。
主人公は国連が組織した調査隊の一員となり、
人類の命運を担った奇妙な旅(ジャーニー)へ赴くことになる。

本作の見どころ

真・女神転生 STRANGE JOURNEY画像2

  • ・ナンバリングタイトルではないが真・女神転生の流れを丁寧に受け継いだ完全新作ストーリー。
  • ・悪魔同士を合体させて自分好みの悪魔の仲間キャラクターを生み出せる。
  • ・真・女神転生シリーズの中では新しい、全体を通してSF映画のような世界観を持った構成となっている。
  • ・辛口のゲーム難易度でありながら初心者でも入り込みやすいチュートリアルの充実した親切設計。

真・女神転生 STRANGE JOURNEYの総評

真・女神転生というシリーズそのものは好みが分かれると思うが、真・女神転生としてはかなり完成度が高いと感じた。全てにおいて丁寧に作り込まれていて、作品に対する意気込みを感じ、ファンであればまず間違いなく楽しめる作だと思う。

描画性能が高くないDSという土台のなかクオリティ高いドット絵で描かれ、台詞回しは細かいところまでしっかりと世界観を立てていて、そして特にBGMの良さ・世界観との一体感はシリーズ屈指の良さがあると思う。 序盤からスリルある展開が続き、SF映画のノリとメガテンライクなノリを融合させた世界観にグンと引き込まれる。

ただ、本作の難易度は元々高いシリーズの中でもかなり高く、特に中盤以降のボス戦・ラスボスの強さは今までで類を見ない凶悪さ。その難しさに乗っかることが出来れば、概ね全体的に楽しめる作だと思う。

真・女神転生 STRANGE JOURNEY(DS)

アトラス 2009年10月8日

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真・女神転生 STRANGE JOURNEYの音楽

重々しい重低音を効かせたハードなサウンドはシリーズ全体としてお馴染みだが、今回はSF映画的な世界観に合わせて今までのサウンドとはかなり毛色が異なっている。ボイスを多用した音楽が多く、映画的な雰囲気を一層盛り上げていた印象。ただ、重々しいテイストはあったが緊迫感・不気味さのようなものはシリーズに比べたら薄かった気もする。

個人的には全体を通して通常戦闘の音楽が最も好きだったかもしれない。何だか出だしが『パッソ!出来た!パッソ!』を思い出すが、後半部分からの急激な音楽の壮大な盛り上がりが特に良い。

真・女神転生 STRANGE JOURNEYのシステム

辛口な難易度の3DダンジョンRPGがベースで、ストーリーは映画風のSFものというジャンルとしては特殊な部類にあたるゲームだが、多くのユーザーが入り込みやすいよう親切設計されているのは大きなプラスポイント。Xボタン押しっぱなしで不要な会話シーンは早送り可能・ スタートボタンでムービーシーンをスキップ・Bボタン+十字キーでドラクエ1のようなカニ歩き横移動も可能・マップは常に表示+オートマッピングで、今は入れない隠し扉などを見つけてもちゃんと記録される。

また、今作は仲魔にした悪魔から貰えるデビルソースというものを使って自由に所持悪魔のスキルをカスタマイズ出来るのだが、なかなかスキルカスタマイズは難しいので攻略を見ないと思い通りの悪魔は作りにくいというデメリットがある。特に中盤以降のボス戦は、純粋にレベル上げ・ハイブレードの悪魔を揃えるなどをして真っ向勝負をしてもまず勝てなく、悪魔カスタマイズが必須とも言えてくるので、尚更デビルソースはもう少し狙ったものを取得しやすい仕様にして欲しかった。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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