デビルサバイバー2(DS)の基本情報・見どころ・レビュー・感想・評価

18.デビルサバイバー2(DS)レビュー・感想・評価

デビルサバイバー2画像1

■タイトル:デビルサバイバー2
■発売日:2011年7月28日
■開発元:アトラス
■発売元:アトラス
■定価:6,279円(税込)
■個人的ランク:A+

プロローグ・あらすじ

大学受験を控えた高校三年の秋、
突然携帯に届いた一通のメール。メールの送り主は、死に顔サイト"ニカイア"。
友人が死ぬ時の光景が見られる、と噂されるサイトだった。
一緒にいた同級生にもメールが届き、それぞれが死ぬ時の動画"死に顔動画"がアップされていた。
その動画は現実のものとなり、あなたたちは地下鉄の電車事故に巻き込まれるが、
意識を取り戻すと、目の前には信じられない光景が広がっていた。
突如出現した悪魔、ニカイアの目的、未曾有の大災害。生き残るために必要なのは、"意思"を持つこと。
極限状態の日本で、悪魔と契約し、謎の侵略者と戦う力を得た13人の悪魔使い達の戦いが始まる。
世界の終末まであと7日。生き残るため、あなたは重大な選択を迫られる…

本作の見どころ

デビルサバイバー2画像2

  • ・やりこみ要素満載、悪魔合体やイベントシーンも前作の2倍という圧倒的ボリューム。
  • ・選択肢次第でストーリーが大幅に変わっていくマルチエンドシステム。
  • ・初心者でも入り込みやすい丁寧なチュートリアル、程よいピリ辛の難しさを誇るゲーム難易度。
  • ・極限の状況下で人間のリアルな葛藤・心の動きを描写したドラマチックなストーリー展開。

デビルサバイバー2の総評

デビルサバイバー1の流れを汲み純粋に発展させた作ということで、良く言えば前作の良さをそのまま引き継いでいるが、悪く言えばさほど目新しさは無い。

個人的にはストーリーが仰々しすぎて現実離れし過ぎた感があり、緊張感(サバイバル感)がさほど感じられなくなったのはマイナス点だった。逆に、個人的に好きな伊藤賢治氏が今回音楽を担当したということで、そちらはプラス材料だった。デフォルメされた神話に出てくる悪魔や天使の数々、ゴリ押しだけでは進めない戦略を必要とする辛口の難易度、苦手な人は苦手かもしれないが、好きな人はどっぷりとハマれる。シミュレーションRPGが好きな人・骨のある難しめのゲームが好きな人・リアリティあるメガテンライクなゲームが好きな人にはお勧め出来る、間違いなくDS終盤の優秀作

デビルサバイバー2(DS)

アトラス 2011年7月28日

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デビルサバイバー2の音楽

今回は前作と違ってロマサガや聖剣伝説の音楽を担当した伊藤賢治氏が携っているということで、前作とはテイストは多少異なっている。伊藤賢治氏の持つテイストと女神転生シリーズにあたる今作のテイストとはマッチしないという声も聞かれるが、個人的にはわりとマッチしていたと思うし、アトラスゲーの世界観に合わせつつも独自の良さを生かしたプロの仕事を感じた。伊藤賢治氏の音楽らしく、どれもドラマチックでメロディアスで迫力あるサウンドが多い。

個人的にはフリーバトル時の音楽通常戦闘の音楽ラストステージの音楽がお気に入り。それ以外にも各種ステージの音楽も良いものが多い。ただ、オープニングに流れる歌は前作の方が好みだった。

デビルサバイバー2のシステム

まず、シミュレーションRPGということで、普通のRPGとはタイプが異なるゲームなのであしからず。

前作との比較だが、セーブスロットが三つに増えたのはまず凄くありがたいところ。あと、縁システムという人間関係の親密度がステージ別にランクされるシステムも面白い。ステージは5段階あって、仲が良くなるほどこの数字が増えていき、ストーリーへの絡みが現れたりその人間とのゲーム上の特典が現れたりする。

グラフィックは前作のテイストをそのまま受け継いだような形だが、そのまま使い回されているステージやキャラグラフィックが結構あったのは手抜き感が感じられて残念だった点。

ストーリーは前作より遥かにボリュームが増しているのでクリア時間は前作より大分かかる。自分は25時間ほどかかった。ちなみにクリア後、二周目以降は一周目のデータを引き継ぎながら別のストーリーを楽しめるだけではなく、二周目以降にしか楽しめないゲーム上の特典も用意されていて自然とやりこめる作りになっているのは大きなプラスポイント。

次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介

※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、
多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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