クロノ・クロス(PS)の展開

初めはいたって普通のRPGの装いでスタートする…
イケメンな主人公におつかいを頼む可愛いヒロイン、
早速ちょっとした謎解きが入って…
そして、初めて間もなくいきなり急展開がやってくる。

場所は同じはずなのに出てくるモンスターやBGM、
村人の台詞などがガラリと変わってしまっていて、正直「何だこりゃ！？」と思った。
いや、惹き付けは抜群だった。

ただ…　序盤の選択肢でいきなり一つ大きな後悔を抱えてしまうことに。　
『普通の人ならこっちを選ぶだろ』という選択肢を選んでしまうと…
入るはずのヒロインが仲間に加わらなくなってしまう。

いや…　これはちょっとアコギだろ！！

それに気づいた時にはもうすでに大分先に進んでしまっていたので、取り返しはつかず…
しょうがなくそのまま先に進めることに。

全体として、次にどこに行ったらいいのか分からなくなることが多く、
せめてヒント的になるようなシステムは欲しかった。
まったり長々とプレイしたい人にはいいだろうけど、
ちょっと展開が長かったせいで中だるみ感は否めず……
クリア時間は35時間程かかった。

印象的だったのは、スラッシュのコンサートのシーンと、古龍の砦を攻略するシーン、
ゼルベスで自力でファルガにギャンブルに勝とうとしていたシーン…
我ながらアホだが「勝てねぇ、くそ勝てねぇ！！」と
一人何度も何度も真っ向勝負でファルガを打倒する事に燃えていた。
(ちなみにこのシーンはファルガのイカサマで、
普通にやったのではどうやってもギャンブルには勝てない設定になっていた)

難易度的にはちょうど易しくも難しすぎずもなく、ちょうど良い具合だったのではないかと思う。

個人的にはミゲルとの戦闘(見かけによらず強え)とダリオとの戦闘がかなりキツかった…
特に後者は、クロノ・クロス上最も勝つのが難しかった闘いだった。

さて…

最後にこのゲーム上、最も不満だった点を挙げておこう。

それは、攻略本なしで普通にやったのでは
まずバッドエンドを迎えてしまうところ…！！

真のエンディング到達はよっぽど深読みできる人か、閃きのある人じゃないと
最初は到達できないんじゃないか…？

かく言う自分はバッドエンドのクリアデータをセーブしてしまい、
真のエンディングを見るために
2周目をまた最初からやり直す羽目になってしまったよ。

2周目以降は2周目以降なりのオリジナルの楽しみ方があったにはあったんだけど、
それにしても無駄な時間を割いてしまった……


あ、あともう一つ。
マルチェラのくねり具合が妖し過ぎ。
特に手つき。

9歳であの手つきはやばいだろ。