ドラゴンクエストV 天空の花嫁(DS)の展開

07.ドラゴンクエストV 天空の花嫁(DS)の展開

ドラゴンクエストV 天空の花嫁の展開

展開は、初めは主人公が少年としてスタートし、
いきなり父親パパスの異常な強さを見せ付けられることになる。
なぜか二回攻撃で、パパスの持っている武器の恩恵によるものなのか…
と思ったらそういうわけでもなく。

一番初めにトライしたダンジョンはさすがに大した難しさはなく、サクッと終わらせられて、
そしてビアンカと共に冒険するレヌール城では難易度が一気にググッと上がる。

ただ、二人とも子供同士で、
いきなりモンスターにやられたら死亡してしまうという血も涙もない展開は見せられないのか、
全滅してしまっても死ぬことはなく、先へ進められる。

自分はいきなり動く石像に単身挑んでやられてしまった。

それから妖精の国での冒険などを経て、
再び父親と肩を並べて戦闘をする頃には、主人公にもそこそこ戦える力が備わっていた。

まあそのあたりからなんだけどね…

このドラゴンクエストⅤの真髄となるヘビーなストーリーが見られるのは……


とにかく「ゲマ」が腹立たしかった。


先日クリアしたてのドラクエⅣの主人公達を召喚して
ぶっ倒してやりたかったくらい。



10年間獄中のような所での生活は深くは語られなかったが、どれほど過酷なものだったのか……
自分的には「カイジ」に出てくる地下生活を思い起こしてしまったけど、
恐らく、近からず遠からずなのだろう…
ヘンリーという支えとなる人物がいたとはいえ、よく10年も我慢出来たもんだな… と思った。

個人的にはもっとその10年の重みを表現してほしかったかな、
そこまで重々しいとドラクエじゃなくなってくるのかもしれないけど、
いかに酷いことをされていたかの重みを知ってもらうために、
あってもいい表現だったんじゃないかと思っている。

ドラゴンクエスト5画像3

その後、モンスターを仲間に出来るようになったり、
結婚・出産というイベントがあったり、色々とストーリーを楽しめる箇所が表れてくる。

もしかしたらドラクエⅤで最も印象的で楽しかった部分は
結婚相手を選ぶシーンだったのかもしれないなあ。
自分も実際に主人公になったかのように、前夜はあれこれ時間かけて街中回りながら考えていたっけか。

あと、個人的になのだが、とってもさりげないながらも印象に残っていたシーンがあった。
それは完成した教団の神殿に乗り込んだ時のイベント
立派な造りをした神殿だったけど、それが18年もの年月を経て気が遠くなるような
血と涙と命の結晶で出来たものだと思ったら物凄い嫌悪感が沸いてきてしまった。

そして、教団のボスのところに向かう途中にあった、一つのしかばね……
とある人物のしかばねを発見してしまった時、大きなため息が漏れてしまった。
この人物がいなかったら、恐らく主人公達は助かっていなかっただろう……
しかしそこに残ったこの人物は、その過酷な環境に18年以上も耐え切ることは出来なかったんだな……
と、考えにふけってしまった。

何にもないような個室で一人ポツンとしかばねと化していて…
他の奴隷達は魂を抜かれて教団の一員と化していたから、
その人物だけは最後まで抵抗していたのかもしれない。
だけど強大な魔の力には単身ではどうにも打ち勝てず、果てていくしかなかったんだな…… と……。

ある意味この作で一番頭に残ってしまったシーン。

あまりにもゲマの行いの酷さが本作では表立っていたため、
ゲマを倒した時はもうそれだけで達成感のようなものが沸いてしまっていて、
残る何の接点もなかったラスボスには何一つ感慨を持つことなく……
ただ倒すだけだったというのが、ラストの印象を悪くさせてしまっていた一つの要因だろうか。

もはやゲマがラスボスでもよかったのに。



最後に、やはり自分はビアンカで行った。

デボラってどうなのよ。

何の予備知識もないまま口の悪い女と「よし結婚するか」という気にもなれなかったので、
候補からは除外していたのだが、
彼女を加えていたらストーリー上何か面白い展開が待ち受けていたりもしたのだろうか?

今のところやり直す気は持てていないが……

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