ポポロクロイス物語II(PS)の展開

05.ポポロクロイス物語II(PS)の展開

ポポロクロイス物語IIの展開

展開は、初めは前作とシンクロするような、同じような道筋を辿ることになる。

キャラが非常に分かりやすいお城の兵士二人が仲間になり、
となり村まで出かけていって、中ボスと対戦して…
そしてピエトロ一人で洞窟を探索することになるのだが、
その奥でまず一つ大きな物語の謎を抱えるのが良かった。

しかし、その後前述したように旅の目的が「贖罪」というものになり、
物語を楽しみながらもどこか冷めた目で見てしまう部分が多かった…
もっと展開のからくりを大人でも引き込まれるような稚拙ではないものにしてほしかったが…

しっかりしろピエトロ15歳!!と心の中で叱咤しながらプレイしていた記憶が。

ディスクは3枚組で、プレイ時間はトータルだと短いものの実際は何となく長々と感じられるため、
ストーリーを章に区切ったのは良かったと思う。
ドラマチックな展開ながら、どこか起承転結として弱い部分があったので、
もっとメリハリが欲しかったかなと思えた部分があった。

ポポロクロイス物語II画像3

印象的だったのは頭にバカでかい本を乗っけたジルバを追いかけていたシーンや、
神々の試練に挑戦していたシーン(白騎士の、爆弾の爆発をギリギリで避けるという
ミニイベントが一番難しかった)、
ナルシアの生い立ちを聞かされたシーン、等だろうか。

オーソドックスでありがちと言えばありがちな展開なので、
ちょっとひねった展開のものや刺激的なRPGに飢えた人には物足りない作だろうけど、
逆に言えば王道と呼ぶにふさわしいストーリーで、
人間の心理描写や様々な愛の形がドラマチックに描かれているので、
そういうRPGが好きな人にはツボになりうるオススメの作だと言える。

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