03.ボクと魔王(PS2)の展開
ボクと魔王の展開
展開は、いきなり初っ端からのラブイベントは鮮烈だった。(テネル村の奇妙な音楽も相まって)
まだ色んな展開が予測出来て楽しい段階。
主人公は本当に何の力も無いただの少年なので、
戦闘でまともに戦えるようになるまでも少し時間がかかる。
女勇者ロザリーが仲間に加わったあたりから、
ロザリーと魔王スタンの珍妙なやりとりが色々と笑えてくる。
スタンの暴れるようなサカサカとした動きや、目が情けなく垂れ目になったりするとことか好きだった。
主人公の選択肢も、いきなりロザリーにスリーサイズを聞こうとする選択肢が現れたり、
つい選んでしまいたくなるものも結構多い。
結構単調なクエストクリア系イベントが多く、街と街を行ったりきたりするような展開が多いので、
しょうもないところで時間を稼がされたりもするが…
「ダンジョンクリア→仲間が加わる→次の街へ」という展開が何回かループする。
が、仲間になるキャラが魔王・勇者・学者・王女・元魔王…
など個性豊かなキャラばかりで、会話シーンも多いので、
そのへんで飽きさせない作りにはなっている。
前半は比較的まったりと、悪く言えばあまり抑揚や目的らしきものも明確ではないまま
話は進んでいくのだが、
後半になるとガラリと展開はシリアスになって、ハッキリとした旅の目標が出来始めてくる。
この先どうなるんだ…!? という
このギャップがあったあたりが個人的には一番楽しかったあたりかもしれない…
大雑把に言えば「とある装置を起動させたあたりから」。
ただ、ただ非常ーに残念なのが、どことなくそれから、話のテンポが早くなって展開も尻すぼみ的になり、
わりとあっけなくラストまでこぎつけてしまうところが
なぜだかは分からないが凄く残念だったように思う。
これから楽しくなるとこなのになぜ…!? という。
まるで制作に時間制限があって、時間がなくなってきたので
最後の方はやっつけ的にサクッと作ったと言っても過言ではないような…
特に第6章の短さはひどかった。
え?もう終わり?
と、撮影が途中で打ち切られたかのような中途半端さを感じてしまった。
そんなこんなで、一通りプレイしてみて、クリア時間は20時間少々で収まると思う。
わりとボリューム的には少なめ。
調べてみたところ、結構このゲームは見落としやすいサブイベントやミニイベントがチラホラとあって、
それは攻略本に全て載っているらしいので、
骨の髄までこのゲームを楽しみたい、という方は攻略本を手に入れたほうが吉かもしれないが、
なくてもクリアするのに支障はほとんどない。
ラストダンジョンが「富士の樹海」みたいにうねうねと複雑で結構迷ったが…
最後に一つ。
くっそー、リンダめ!!結構お気に入りだったのに!!
(マギーダンスも可愛かったが)
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