49.ルーンファクトリー4(3DS)レビュー・感想・評価
■タイトル:ルーンファクトリー4
■発売日:2012年7月19日
■開発元:ネバーランドカンパニー
■発売元:マーベラスAQL
■定価:4,980円(税抜)
■個人的ランク:A
プロローグ・あらすじ
ある月夜の晩、空から主人公が落ちてくるところから物語は幕を開ける。
主人公は運よく竜の上に落下。無事だったものの、記憶を失っていた。
名前以外、何も思い出せない主人公は、竜の計らいで城で生活することになり、
かりそめの王子(姫)として、国を発展させ、悩み事を解決し、作物を作りながら日常生活を送る。
ある時、森へと冒険に出た主人公は巨大なモンスターに襲われる。
そのモンスターを倒すと、そこには何故か女の子が倒れていた。
何故モンスターが人になったのか?
次々と起こる不可解な事件の真相は?
主人公は仲間たちと冒険や日常を繰り返すうち、自身の記憶に隠された秘密に近づいて行く……
本作の見どころ
- ・個性あふれるキャラとのほのぼのとしたやり取りや、恋愛要素を楽しめる。結婚や出産といった要素もアリ。
- ・幅広い育成要素があり、自分の部屋のカスタマイズや畑の拡張など、色んな要素を楽しめる。
- ・サクサクとしたストーリー展開と、快適なアクション要素。シンプルなシステムながら、歯応えのある戦闘を楽しめる。
- ・上記すべてを混合した、自由度の高さ。楽しめる要素は幅広く、飽きの来ないてんこ盛りの内容となっている。
ルーンファクトリー4の総評
初めてのルーンファクトリーシリーズ。他作との比較は出来ないが、想像以上に楽しめたゲームだった。楽しめる要素が幅広く、ジャンルとして言うと『アクションRPG育成恋愛シミュレーション』とも呼べそう。しかもそれぞれが中途半端ではなく、それなりにしっかりと練られているため不足感が無い。一日の内容が現実とは比べ物にならないほど充実していて、ストーリーを進行させたり、農業作業を行ったり、お気に入りのキャラと恋愛要素を楽しんだり、イベントに挑戦したり、モンスターと戦ってレベルを上げたり素材を収集したり、などを行っているとあっという間に一日が終わる。
総じて温かみあるほのぼのな雰囲気なので物語の起伏は乏しく、ドラマチックな表現は程々という感じだが、終始心地の良い楽しさのまま終えられた一作だった。伴侶と一緒に冒険に挑めて苦楽を共にできる楽しさは、なかなか他のゲームにはない要素。
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ルーンファクトリー4の音楽
全体的にゲームの雰囲気を継いだほんわかしたテイストの曲が多く、戦闘曲で特別グッときたものは無かった。ただ、一番多く聞くであろう城の音楽のLife in the Castleが好きだったり、フィールドではMaya roadやSercerezo Hill、ドラマチックなシーンではピアノサウンドが映えたWind Dragon's Tearsなど地味に良い曲が多く、全体的に曲のクオリティは高め。
季節ごとにBGMが変わったり、バリエーションも豊富。印象としては強くはないものの、ゲームの良さを盛り上げる大きな要素の一つになっていると思う。個人的にはBGMではないが眠りにつく時のジングルが何故か好き。
ルーンファクトリー4のシステム
環境としてはドット絵テイストとイラストが合わさったアニメ調のアクションRPGで、それに育成要素や恋愛要素が混じったもの。どちらかというとアクションよりもシミュレーション要素の方が強く、アクションに関しては難易度こそ歯応えはあるものの難しい操作感は一切なく、ビギナーでも楽しめる。どうぶつの森とファンタジーライフを足したような感覚だろうか。
時間の概念があり、日によっては天候が変わったり、季節の入れ替わりもあるので生活感が強い。それと恋人や結婚・出産の概念もあり、産んだ子供を戦線に立たせることもできるというから驚き。
やること・やれることが非常に多く、どれから手を付けようか迷うくらいだが、基本的に拠点を軸に行動するので日々の目新しさはあまり無い。ただ、その分飽きさせない工夫か、日替わりでイベントが起こったり、街中を歩いていて突然イベントが発生することもある。クリアやエンディングの概念はあるが、その後もわりと大きめなボリュームのストーリーが続くので、プレイ時間は結構な量となる。
次ページでは本作の展開(感想・レビュー)を紹介
※場所の名称や人名、大雑把な展開を記載。物語の核心や人物の生死等、重要と考えられる要素は記載していませんが、多少のネタバレを気にしない方、またはプレイ後の閲覧をお勧めします
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